gazpacho

さっぱりしておいしい! 冷製スープ「ガスパチョ」

ガスパチョとは、スペインのアンダルシア地方に起源を持ち、暑い夏に飲む野菜の冷製スープ。真っ赤に熟した旬のトマトをベースに、パプリカやキュウリなどの夏野菜とビネガーをミキサーにかけるだけで、あっという間に完成します。野菜には火を通さないので、暑さで料理が面倒になるこの季節に重宝されるレシピ。スパイスで少しアレンジを加え、冷蔵庫で冷やしたガスパチョ風スープをそうめんにかけると、爽やかな風味が口いっぱいに広がりつるっと食べられます。散らしたミントや野菜の彩りも食欲をそそり、気持ちも前向きにスッキリしますよ。

食欲回復を助ける「チリペッパー」・「ビネガー」

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Tributes
チリペッパー

ガスパチョ風スープに加えたスパイスは、チリペッパー。チリペッパーの辛さには食欲増進、ビネガーには唾液や胃液の分泌を促し食欲を回復させる効果が。またビネガーの主成分である酢酸は、体内でクエン酸になり炭水化物の消化を助ける手伝いをしてくれます。ビネガーは炭水化物を摂るときの強い味方ですね。

栄養価が高く、うま味たっぷりの「夏野菜」を取り入れよう!

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ガスパチョ風スープの材料は、今が旬の夏野菜です。旬の食材は味がよく、栄養価も高く、手ごろに入手できるので積極的に取り入れましょう。
トマトに含まれるうま味成分のグルタミン酸は、完熟しているトマトほど量が多いそう。完熟トマトを使うことで、だしを加えずとも深いうま味がでます。
緑黄色野菜のトマト、赤パプリカにはビタミンC、βカロテンが豊富に含まれているので、免疫機能を整える効果が期待されます。また、キュウリに含まれる水分は体を冷やす効果、カリウムには熱の排出を促し、むくみ解消の効果があるのだとか。
仕上げにふりかけたスパイス、クミンシード、ブラックペッパー、フェンネルシード、ミントに含まれるメントールには消化促進の効果が。暑さで弱った胃腸の調子を整えて、厳しい残暑を乗り越えましょう!