冬のほうれん草は、免疫力アップや整腸作用に期待大

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いまが旬のほうれん草。冬は寒さに耐えるためより多くの栄養を蓄え、食べると体にいいことたっぷり。この時期のほうれん草は気温が氷点下になっても凍らず、味が濃いと言われるのも栄養価が高まっているのが理由だとか。 

ほうれん草にはマグネシウム、ビタミンB1、ビタミンCが含まれており、西洋では「胃腸のほうき」と言われ、整腸作用の効果が期待されています。また、鉄分も豊富で貧血予防や疲労回復にも役立つので、特に女性は積極的に取り入れたい食材の一つ。他に、βカロテンやビタミンCも含み、寒い時期の風邪予防・体調管理にも重宝すること間違いなし。

味の決め手のスパイスで消化促進。体の中から元気に!

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今回紹介する「ほうれん草とチーズのカレー」、味の決め手はカスリメティ。これは、メティの新芽を摘み取って乾燥させたスパイスで、インド料理の仕上げによく使われます。そのまま加えてもOKですが、ローストして冷ましたものを手のひらで揉むように細かくすると、より香りが豊かに。

カスリメティには消化を促進させる効果、コレステロール値を下げる効果もあるそう。インドのアーユルヴェーダでは、呼吸器や神経、生殖器の衰弱に役立つと言われています。

低カロリーなチーズを合わせて、よりおいしく

 

ほうれん草のカレーはチーズと相性抜群。手軽に手に入り、かつヘルシーなモッツァレラチーズを使用した今回のレシピ。モッツァレラチーズは他のチーズに比べて低カロリーなので、ダイエット中の人も気軽に取り入れられそう。モッツァレラ入りのほうれん草のカレーとパンの組み合わせは最高です。

また、時間がある際にぜひ作ってみて欲しいのが、インドのチーズ「パニール」。生クリームを使わず、レモンと牛乳だけで作るシンプルな手作りチーズは一度食べると病みつき。このチーズをほうれん草のカレーに混ぜて食べる「パラクパニール」は、インドの北西部にあるパンジャブ地方を代表する料理の一つです。

 

気温が下がり、年末に向けて仕事も忙しくなり、体調管理が難しくなる季節。栄養たっぷりの食材と、内臓を元気にしてくれるスパイスを使ったレシピで、この冬をエネルギッシュに乗り切りましょう!

Photo&Text: Akiko Sameshima Recipe: momoyo curry

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カレー好きユニット

インド好き、カレー好き、写真好きが共通点のmomoyocurry・谷口百代と写真家・鮫島亜希子の活動ユニット。
それぞれが学んだスパイスの知識を生かし、インドに縁ある偉人にカレーを考案し捧げ、昔ながらの大判カメラで写真を撮るプロジェクト。スパイスに目覚めたきっかけは、ともに通った料理教室「サザンスパイス」の渡辺玲先生に出会ったこと。
名古屋の伝説のカレー店「momoyocurry」は現在渡英し、カレー修行でバージョンアップ中。最近は東京とイギリスのリモートで作品制作を重ねている。 

Instagram:@tributes_spices