自分の感情に振り回されたことはありますか? 周りを見渡しても、感情に振り回されている人をよく見かけます。
私たちは大事な決断をするときでさえ、感情に任せて意思決定をしていることがあります。もちろん感情は大切なサインであり、自分の内側から湧き起こる本能的なものです。しかし、ネガティブな感情は残りやすく、自分の人生を妨げるエネルギーにもなりかねません。何かに挑戦したいのに、怖くてできない。昔の嫌な感情を思い出して、自分が行きたい方向になかなか進めないなど。感情を抑えつけコントロールするのではなく、受け入れて手放す方法があります。
まず感情は自分が感じたことであって、自分自身ではありません。感情は変わりゆくものであり、手放すことだってできるのです。ずっとあなたがその感情にしがみついている限り手放すことはできませんが、手放すと心に決めた瞬間に手放すことができます。
それは、まるでぷかぷか浮かぶ風船のように、あなたが風船の糸を握り締めている限りあなたから離れることはありません。しかしあなたが手を開こう、この風船を手放そうと決めた瞬間に、フワッと手放しが始まります。
一番シンプルな感情の手放しは、セドナメソッドを行うことです。
セドナメソッドとは、ヘイル・ドゥオスキンが広めた、今自分が感じている感情に対し問いかけを行い、感情を認め、その感情を受け入れることによって手放しを実践するメソッドです。
セドナメソッドのやり方
おすすめの場所:静かな場所
おすすめの時間帯:時間帯は朝昼晩いつでもかまいません。
1.まずは自分にこう問いかけます
「今、何を感じていますか?」
ただ湧き上がってくる感情を迎え入れ、できるだけその感情の存在を認めます。
2.次の問いかけを行います
「その感情を認めることはできますか?」
はい、または、いいえで答えてください。
率直で正直な回答を行ってください。いいえであっても手離しが可能な場合もあります。準備ができていないと思っても次の段階に進みます。はい、いいえはどちらでも構わないのです。
3.さらに問いかけを続けます
「その感情を手放せますか?」
はい、または、いいえで答えてください。
直感的に答えましょう、深く考える必要はありません。気持ちの変化を感じながら率直に答えましょう。
4. 次の問いかけを行います
「手放しますか?」
はい、または、いいえで答えてください。
その感情にどれだけ縛られたか、どれほど重いものだったのかなどは一切考えず、直感的に答えましょう。
5.最後の問いを聞きます
「いつ?」
これは「今」手放そう、という誘いの言葉です。この問いを行っている途中で、すでに手離しは完了しているかもしれません。気持ちの変化を感じながら、自分自身の感情と向き合う時間を作ります。
重要なのはまず自分がどんな感情を抱いているのか気づくことです。これは瞑想法でもお伝えしている、呼吸に気づく、自分の思考に気づく、そして自分の感情に気づくという気づきのプロセスの一部です。強い感情に振り回されることがなければ、本来の落ち着きを取り戻し、周りに何が起ころうとも自身の幸せに気づき集中できるようになります。
感情を抑えつける時代は終わりを告げました、これからは感情の取り扱い方を学び、湧き上がる感情と仲良くなって豊かな人生を送りましょう。
瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/