2月といえばバレンタイン。大切な人に愛を伝える日として定着していますが、バレンタインの由来は古代ローマ時代にカップル成立を促すカーニバルが起源だそうです。愛といえどもさまざまで、パートナーや意中の人を思い通りに動かそうとしたり、こうしてくれるはずだと期待を抱いたりして、無条件の愛とは程遠いこともしばしば。自分の抱く愛が本当に無条件の愛なのか、瞑想を通して確かめてスピリチュアルな成長をしていきましょう。

無条件の愛とは英語で「Unconditional Love」。相手が何をしようと、どのような状態であろうとありのままを愛していることを表します。ありのままの相手を愛することで、あなたのハートが開き愛情を制限する条件を手放すのに役立ちます。

無条件の愛を実践する瞑想のやり方

場所:静かな場所

一人で行ってください

所要時間:5分〜10分

  1. 瞑想を始める前に、一番近い人を思い浮かべます。その相手への愛が条件付きではないかと自問します。自分の望み通りに動いてくれるかどうかで、自分の気分や愛情の度合いが変わっていませんか? 次に、家族や子供たちにも無条件の愛で接することが出来ているか確認してください。思い通りにならないと、イライラしたり、揺らいだりしていませんか?
  2. それでは瞑想の姿勢になって軽く目を閉じます。
  3. 大きく深呼吸を繰り返して、呼吸に意識を向けていきます。
  4. 次にあなたが無条件の愛を送りたい人を思い浮かべます。
  5. 愛する相手がありのまま、自由に振る舞い、あなたがそれを認めている姿を想像します。イメージを思い浮かべたときに、怖い、寂しい感覚が湧き起こったり、相手への気持ちが変わったりしますか? それとも、相手の自由を思い浮かべて、嬉しい気持ちや、安心感などは感じますか? じっくりと観察してみましょう。
  6. 次に愛する相手の愛しているところを思い浮かべて、心の中で相手に伝えましょう。
  7. 相手がどんな状態で、何をしようとも、ありのままを愛するイメージをします。自分のハートが愛に満たされていく感じを味わいましょう。
  8. ゆっくりと目を開けて瞑想を修了します。

この瞑想はパートナーシップを育み、愛情を高める効果があります。しかし、気をつけなければならないのは共依存状態のカップル。無条件の愛が逆効果になってしまうこともあります。共依存とは誰か特定の相手に依存しすぎる状態を言います。

共依存の状態では、自分を犠牲にしてまで相手に捧げる、または相手をコントロールすることで愛情を埋め合わせようとします。上記の瞑想をしたとき⑤のステップで相手があるがまま、自由に振る舞う姿を想像したときに、違和感や不安感が押し寄せてきたとしたら軽い依存状態かもしれません。無条件の愛とは、自立した精神の上に成り立っています。少しの違和感も見逃さず、自分の心の内側を見守り観察し、スピリチュアリティの成長をしていきましょう。心が自由になればあなたの愛はもっと拡張し、すべての人を愛せるようになります。無条件の愛は無限に広がる空のように自由なのです。

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佐々木依里
瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル

 瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/