ゴツコラにトリファラ、アシュワガンダ……聞いたことのない名前ばかりかと思いますが、いまアーユルヴェーダで使用されてきたハーブに熱い視線が集まっています。

「数千年も前からなぜこの効果が分かっていたの?」現代科学で分析して、改めてそのパワーに気づく人がたくさん。

欲しかった効果を、アーユルヴェーダのハーブから手に入れてみませんか?

スッキリをサポート”トリファラ”


amla juice
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トリ=3つ ファラ=果実 名前の通り、3つの果実のエッセンスを同量配合したものがトリファラ。

アーユルヴェーダで数千年の時を超えて大切に使用されてきました。

アムラ・ハリタキ・ビビタキの3つの果実から作られるハーブは、抗酸化作用・便秘解消に効果を発揮します。

アーユルヴェーダの古典には

「ピッタ、カパ、ヴァータ、すべてのドーシャを鎮静し糖尿病や皮膚病を治して、排便も促す。視力を良くし、食欲を上げ、若返りを促す。」と、うれしいことがたくさん書いてある、ミラクルなハーブ。

お茶やサプリとして様々なお店で販売されているので、ぜひ探してみて。

飲むIQ! 記憶力向上に”ゴツコラ”

    centella asiatica or known as pennywort
    Firdausiah Mamat//Getty Images

    韓国コスメではシカと呼ばれるこのハーブは、肌の再生効果もとても高いのですが、服用すると記憶力を高めるハーブとしても有名です。

    Journal of Alzheimer’s Disease誌掲載の2014年の研究によると、ゴツコラの主成分であるカフェオイルキナ酸は、アルツハイマー病の原因とされるアミロイド沈着から脳を保護するのに役立つと考えられます

    またLetter誌の2017年の研究では、ゴツコラの有効成分が脳の神経を改善し、記憶力維持を後押ししたことも報告されました。

    アーユルヴェーダでは“ブラフミー”と神様の名前で呼ばれるこのハーブ、コスメに良し、飲んでも良しなのです。

    疲労回復に”アシュワガンダ”

      close up on dried ashwaganda roots used for herbal tea, bunjako island, mpigi  district, uganda
      Camille Delbos/Art In All of Us//Getty Images

      アーユルヴェーダをはじめ、インドなどで古代から様々な療法で使用されてきたアシュワガンダは、インドにんじんとも呼ばれ、疲労を回復させ、持久力を高めてくれるハーブ。

      さらに女性の性欲向上にも役立つと言われています。

      五感を磨き、ストレス軽減に ”ホーリーバジル”

        holy basil plant ocimum tenuiflorum tulsi  an ayurvedic medicine
        anand purohit//Getty Images

        ほのかな甘みとスキッとした香りが特徴のホーリーバジルは、アーユルヴェーダではトゥルシーを呼ばれ、神様が宿るハーブとされています。

        「副作用がない」「体調を整える」「ストレスに対する抵抗力を高める」この3つの作用を持つハーブを“アダプトゲン”と呼ぶのですが、ホーリーバジルはこのアダプトゲンに当たります。

        毎日のお茶に、ホーリーバジルティーをぜひ取り入れてみてください。

        どれもiHerbなどでサプリとしても、お茶としても販売されています。

        毎日がもっと快適になる植物の力を気軽に手に入れて、アーユルヴェーダな毎日を送ってみてくださいね。


          Headshot of 三野村なつめ
          三野村なつめ
          アーユルヴェーダ・アドバイザー、ARYURVIST

          元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVISTから、毎日のクレンジングで角質ケアまで叶う“オイルピール クレンズ”新発売!