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2023年中に始めたい、アーユルヴェーダ習慣【アーユルヴェーダの健康法154回】

体が確実に変わる、3つの習慣とは?

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woman with long hair using serum for hair loss treatment
Anastasiia Krivenok//Getty Images

数え切れないほどのセルフケア・アドバイスにあふれているアーユルヴェーダ。専門用語が多く、考え方も難しいと、興味を持っていてもなかなか始められない方も多いのではないでしょうか。そんな方にお伝えしたい、アーユルヴェーダのセルフケア、3つ。これだけでも身体は確実に変わるので、ぜひ今年が終わる前に、トライしてみましょう。

1

朝の水と白湯

tea color
Michael Kittell//Getty Images

低体温に悩む人にも、生理痛にも、頭痛にも。さらに便秘やダイエットにもおすすめのスーパードリンク、白湯。

水を沸かしただけなのに、身体を軽くし、温め、稼働させていくのを実感できる飲み物です。

できれば鉄瓶を使い蓋を開け、換気をしながら沸騰したら弱火に変えて5分ほどコトコト熱した白湯がいいのですが、時間のない朝はただ沸かした白湯でもOK。

そして、白湯は起きてすぐではなく、常温のお水を飲んでからにしましょう。

体内を洗い流す気持ちでコップ1杯の水を飲み、白湯に取りかかって。

熱々の白湯をすするように時間をかけて飲めば、身体がゆるみ、楽になっていきます。

コーヒー代わりの白湯を、まずは習慣にしてみて。

2

オイルマッサージ

woman massaging toes, low section
RUNSTUDIO//Getty Images

「常にオイルマッサージを行っている人は身体に外傷や打撲を受けても、重労働をしても、決して大事には至らない。常にオイルマッサージを行うことにより、優れた感覚の行き渡った身体になり、体力を得、容貌も優れ、老化が軽くなる」とアーユルヴェーダの古典書チャラカ・サンヒター』に記述されています。

老化を緩め、艶のある素肌、そして体力を手に入れられるオイルマッサージ。

アーユルヴェーダでは無味無色のごま油で行います。

スーパーでも手に入るオイルなうえ頭部・耳・膝下だけでも十分効果があると言われているので、ぜひ試してみて。

頭部が難しいようなら、耳や膝下だけでも、疲れや眠りの深さが変わってきますよ。

耳は精神安定に、膝下、特に足裏がしっとりした状態だと眠りにつきやすくなります。

3

6時前の起床

the beginning of healthy morning
Yoshiyoshi Hirokawa//Getty Images

アーユルヴェーダでは1日のなかでもエネルギーの質が移り変わると言われ、それは言い方が違っていても現代の科学や医療とぴたりと一致します。

アーユルヴェーダでは6時を過ぎるとカパ(水のエネルギー)の時間帯になるため、6時以降に起きると一日中疲れも眠気も取れにくくなると考えます。

この時期はまだ真っ暗ですが、心静かに過ごせる時間を持てたり、ゆっくりと白湯のためのお湯を沸かせたり、トイレの時間も余裕を持てるため便秘になりにくかったり、そしてなにより朝の綺麗な空気は心にも効きます!

6時前に起きたらカーテンを開け換気をして、大きく深呼吸をする習慣は鬱や自己肯定感の低さにも効果的。

そして6時前に起きるために、できれば22時、遅くても23時台には眠るようにしましょう。

シンプルな3つの行為ですが、効果はてきめん。
「人は誰でも体質が違う」と考えるアーユルヴェーダですが、これらは誰にでも共通しておすすめできるセルフケア。

継続することが大切なので無理をしすぎないことも大切。
できなかった日の自分を責めず、明日は頑張ろう!と前向きに考えて、なるべく続けてみてください。

関連リンク:怒りの3つのタイプと鎮め方【アーユルヴェーダの健康法 第153回】


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Headshot of 三野村なつめ
三野村なつめ
アーユルヴェーダ・アドバイザー、ARYURVIST

元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVISTから、毎日のクレンジングで角質ケアまで叶う“オイルピール クレンズ”新発売! 

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