ランニングが好きな人も嫌いな人も、これだけは絶対に知りたいはず。ウォーキングはランニングに負けないくらい効果的なの?
嬉しいことに、ウォーキングはランニングと同じくらい(場合によってはランニングよりも)効果的。「ウォーキングとランニングには、心肺機能系のメリットがたくさんあります」とストーンハウス。「強度と時間を調節しながらトレーニングを行うことが大切です」
ヒザや関節を痛めているなら、走る代わりに歩いてみよう。ストーンハウスによると、ランニングはウォーキングよりも衝撃が強く、使いすぎによるケガのリスクも高め。「ランニングには堅実なテクニックと適切な衣類やシューズが必要です。コーチをつける人も多いですね」。その一方で、低衝撃かつ高い技術を必要としないウォーキングはとっつきやすく、ヒザ、足首、股関節には特にやさしい。
ダイエット効果に関しては、片方が特段優れているというわけじゃない。
ストーンハウスが言うように、ウォーキングでもランニングでもカロリーの消費量はアップする。「ただ、ランニングの強度が高すぎると、そのうち体が脂肪の代わりに筋肉を燃やし始めるかもしれません」。筋肉は代謝を良くする(カロリーの消費量を増やす)ので、燃えてしまうのはマズイ。一方のウォーキングでは、筋肉が破壊されるほど高い強度で歩くことさえ難しい。
とはいえ、短時間で多くのカロリーを燃やしたいなら、ウォーキングよりハイペースのランニング(またはスプリント)の方が効果的。最大酸素摂取量(体が一度に使える酸素量)を増やしてくれるのもランニング。
両方を組み合わせてもいいけれど、ウォーキングだけでもエネルギー(カロリー)消費量は増加するし、間違いなくフィットになれる(またはフィットな体を維持できる)。