忙しいあなたにピッタリ。アンダー・デスク・トレッドミルで仕事をしながらウォーキング

もしあなたがTikTokのユーザーなら、パンデミックによるステイホームをきっかけに多くの人が家庭用ワークアウトマシーンを求めたときに、このアンダー・デスク・トレッドミルの存在を知った人も多いのではないだろうか。

その一方で、「トレッドミル」と聞くと、スポーツジムに置いてある屋内ランニングマシーン、あるいはフィットネスマニアの人が自宅に備えている家庭用ランナーマシーンなどをイメージする人もいるかもしれない。

このアンダー・デスク・トレッドミル（以下、トレッドミル）は、小型で安価、折りたたみ式でコンパクトで、スタンディングデスクの下に入れることができるタイプのマシーンだ。ハンドルが取り外し可能で、ランナーマシーンとは異なり低速で使用することもできるし、ジョギング用に高速化されたモデルなど様々なタイプがある。

トレッドミルの最大の効果は、オフィスワーカーの運動不足解消になるということ。俗に言う”ながらエクササイズ法”なので、忙しい人でも運動を習慣化できるといったところだ。トイレやカフェに行くだけでなく、日々の運動量を増やすことを目的とするならば、トレッドミルはグッドチョイス。ウォーキングは健康な成人の多くに適した低負荷の運動で、トレッドミルを使用することで日常の身体活動を増やすことができる◎「忙しいから」を理由に運動ができてない人はもちろんのこと、天候が不安定または寒いシーズンにも左右されずに運動することができるのは嬉しいポイントだろう。

また、意外と思うかもしれないけれど、トレッドミルを使用することで短期記憶と注意力が向上することが示唆された研究がある。実際、歩きながら仕事をしていると生産性があがったり、午後の注意散漫になりやすい時間帯でも仕事に集中できると言った声がSNSユーザーからあがっている。

■靴は履いた方がいい？

足底筋膜炎を抱えている人などは適切な靴を履いてウォーキングすることはマスト。それ以外の人でも、靴は摩擦から身を守り、水ぶくれの発生を防ぐ効果もあるので、家の中で靴を履くことに抵抗のない人は、履いた方が歩きやすさを感じるかも。

■姿勢を定期的にチェックする

座る姿勢が重要なように歩く姿勢も重要だ。スタンディングデスクは、高さ調節可能なものを選ぼう。立っている時と歩いている時で身長が変わるので、それに合わせて机の高さを微調整することがキーポイント。また、デスクトップ型でない限り、ノートパソコンのスタンドとキーボードは必須。スクリーンを目の高さまで上げ、腕を90度の角度にしてタイピングすることで、首や手首への負担を軽減してくれる。

■無理をしない

例えば、あなたが一日中デスクに座っている状態から、いきなり1日1万歩を目指すことは、過負荷による怪我の原因になる可能性あり。また活動的な人でも、裸足でトレッドミルの上を歩く場合は、靴を履いてウォーキングする際に利用する筋肉群とは異なるため、怪我につながることがあり得る。ウォーキングの合間に休憩を入れたり、歩数を徐々に増やしたりすることを意識するようにしよう。