自宅での筋トレを効果的に行える「ゴムバンドトレーニング」。「ゴムバンド」だけでなく、「エクササイズバンド」や「レジスタンスバンド」、「トレーニングチューブ」と呼ばれることも。そんなゴムバンドトレーニングの効果やメリットは? 今回は、モデルのエミ・レナータさんが、美しいボディーラインをキープするために行なっているトレーニングのやり方をまとめてご紹介!
目次
ゴムバンドトレーニングとは?
ゴムバンドは初心者から上級者まで、幅広く使えるトレーニング器具。ダンベルよりも、安全で強度を調整できるので、しなやかな体を目指す人におすすめ! 自重トレーニングにゴムバンドを使った動きを取り入れるだけで、筋トレの効果を高めることができる。
ゴムバンドトレーニングの効果とメリット
- 自宅でできる
- ながらトレーニングも可能
- インナーマッスルを鍛えられる
- 高強度で効果的な筋トレができる
- バリエーションが豊富
ゴムバンド トレーニングのやり方
腹筋
「下の脚は少し曲げて、上の脚はまっすぐ伸ばしてください。胸と肩は正面を向けて。下側の腕は90度に曲げて体を支えます。右手を頭の後ろに添え、上にある側の脚を90度引き上げます。バンドはライトなものを使ってください。膝が後ろにいきがちなので、頭に当てた腕より曲げた膝が前に来るように心がけて。腹筋と下側のお腹のサイドに効いていることを感じてください。脚を曲げた時に息をフッと強く吐くこと。脚を曲げた時には顔も膝の方に向けて。上の脚はおろさず上げた状態をキープしましょう」
インナーマッスル
「コア、インナーマッスル、お腹、脇腹に効くエクササイズ。プランクの状態で土踏まずにバンドをかけて。片方の膝を肘につけるように引き上げてください。片方10回ずつ。脚を伸ばした時にも、足先を床につかないように。かなりきついけれど、おすすめです」
下腹
「脚を左右に10回クロスしながら上げていき、10回クロスしながら下げるという動作です。お腹の下の方の筋肉を使いたいので、意識してみてください。お腹の下の方は、普通の腹筋では鍛えにくいパーツ。このエクササイズは、おへその下が引き締まります。バンドがなくてもできますが、バンドがあることで脚が安定してやりやすくなりますよ。一回休んで繰り返してもよいので、30回上げ下げしましょう。頭は下げてもいいし、少しお腹をのぞき込むようにしてもOK。肩はリラックスしてください」
くびれ
「腹筋は、16回を3セット行なってください。ひねりを入れることでウエストラインにも効きいて、くびれができます。バンドがなくてもできる動きですが、バンドがあると動きをコントロールしやすくなり、ゆっくり動けるのでおすすめです。ポイントは、腹筋の力を抜かないこと。バンドがないと体がぶれやすいのですが、バンドがあれば脚もフラフラしにくいと思います。両手は体の横に置いてもOK。ひじと逆足の膝がタッチするようにしてください。もし、これで簡単すぎる方は、下げる方の脚を下の方まで下ろすときつくなります」
お尻
「お尻というと、スクワットをしがちですが、スクワットばかりすると、太ももが張ってしまうことも。私は脚は細い方がいいと思うので、ヒップアップのためにはこんな運動をしています。この運動だと90%はお尻の下の方に効いて、キュッと丸みのあるヒップになります。バンドがなくてもできますが、バンドがあるとグラグラしにくく、一つ一つの動きに集中できると思います。上下運動だけでもお尻の真ん中に効きますが、お尻を持ち上げた時に膝を開くことで、お尻のサイドにも効きます。アジア人はお尻のサイドが凹んでいる人が多いので、ぜひこのエクササイズで丸いお尻を作ってください。ポイントは、ゆっくり動くこと。腰を反らせないように、尾骨を腹に入れることで腹筋にも効きますよ。12回を3セット繰り返してください」
お尻&太もも
「これはスクワットの動きですが、屈んだときにサイドにステップを入れます。あまり深く曲げなくてもいいので、動きをしっかり意識してください・太ももとお尻の上の方、サイドに効きます。バンドの位置は膝の上。バンド強度はお好みでどうぞ。バンドの強度は少しずつあげて行くといいと思います。まずは動きをしっかりマスターしてから強度を上げてください。12回3セットをベースに、回数を増やしていってください。立ち上がった時にも、お尻と腹筋に力を入れるようにすればより効果的です」
脚
「このサイドレッグの動きは、脚のサイドとお尻全体に効果的です。下の方の脚は膝を曲げておき、腕は90度に。脚とウエストのサイドに集中してください。この動きはバンドがなくてもできますが、バンドがある方が筋肉に集中できておすすめです。左右8回を4セット繰り返して」
二の腕
「90度に回した手を背中の中央に置いて、下側の手を上げないように直角にキープして、もう片方の手を上げます。上げる腕は少し後ろに倒すと効果的。耳より後ろに上げるように意識して。片方につき10回がベストですが、きつければ最初は5回ずつでもOK。できる方は15回ずつ試してみてください。コアとお尻にも力を入れて。片側はやりにくいかもしれませんが、回数は両サイド揃えること」
腕&背中
「レジスタンス・バンドを使った腕のトレーニングは、腕を上げる位置を背中側にすれば、背中の筋肉にも効きます。左右5回3セット。バンドは柔らかめのタイプから試してみてください」