セレブも毎日食べる食材を試してみない? ダイエットの新しい注目株は「ギー」。
38歳で3人の母でもあるコートニー・カーダシアンが健康の秘密を教えてくれた。コートニーは毎朝ギーを飲んでいるのだそう。
「毎朝、最初に口にするものはギー。ストーブの上でとかして、かわいい白いセラミックのカップで毎日小さじ1杯を飲んでいるの。そして、ギーを飲んだ後は20分はなにも食べないで、20分経ったらコップ一杯の水を飲んでから食事をする」と話す。
コートニーによると、飲むだけでなく、ギーは毎日の料理でも活躍するそう。
「家ではギーかココナツオイルしか使わない。そしてなるべく料理にも取り入れるようにしている」と加える。フレンチトースト、グリルサンドイッチ、ケサディーヤなどなんでもギーで作れるとか。
コートニーのおすすめのギーをあなたも試してみる? 試す前に、まずギーについて知っておきたい4つのこと。
1.多くの人にとってもおすすめ食材
ギーはバターから不純物を取り除いた純粋油。主にインド料理で使われるギーは、バターを溶かして分離させたもの、と「All-Day Fat Burning Diet」の著書、ユリ・エルクハイムは説明する。
水分を蒸発させて、表面に浮いてきた固形物を取り除く。すると残りの乳固形分は下に沈むので、その上澄みを使う。これがギー。
これをすることで、ラクトースやカゼインはほとんどなくなるので、乳糖不耐症やアレルギーの人など多くの人にすすめられるものになるのだそう。
2.原料をしっかりと選んで
他の食材と同じだが、どこから来たものなのか、つまりその原料が大切、とエルクハイム氏。普通のバターでもギーでも、なるべくグラスフェッドでオーガニックなものを選ぶようにして。バターは牛が食べた物に左右されるので、何年も防虫剤やホルモン注射を受けた牛の乳は食べたくないはず。
3.料理にもぴったり
ギーは分離しない、と「The Bone Broth Diet」の著者、ケリヤン・ペトルッチはその利点を上げる。さらに、「普通のバターよりも高温で調理ができる」とペトルッチ氏は話す。多くのシェフがギー料理に使う理由はここにもある。
さらに、ギーは冷蔵庫で3ヶ月から6ヶ月間保存することができるので、多めに半年分くらいを買い置いたり、作ったりしても大丈夫。
4.微量栄養素も摂れてエネルギーアップ
ギーにはバターと同じ微量栄養素や抗酸化成分を含む上に「ブレットプルーフ」、というのは「ブレットプルーフダイエット」の著者でブレットプルーフコーヒーの考案者のデイブ・アスプレー。
アスプレー氏の言う「ブレットプルーフ」とは、肉体と精神がストレスから防弾チョッキに守られて、エネルギーに満ちあふれている状態のこと。アスプレー氏によると、グラスフェッドバターを加熱してギーにすることで、水、乳タンパクのカゼインとラクトースが取り除かれる。だから、乳糖不耐症の人にも安心。
ここまで読んでギーを毎日に取り入れたくなったのなら、アスプレー氏の簡単なレシピを試して、まずはギーを作ってみて。
ギーの作り方
バターからどのくらいのギーを作れるのかは、バターの質によるそう。これは安いバターは水や化学物質を含んでいるため。
よいバターは84%が脂質なので、だいたい450gのバターからは340gのギーを作ることができる。でも、これは高品質のグラスフェッドバターを使った場合。
約450gのグラスフェッドバターを溶かして、牛乳の固形分が表面で泡立つまで低温で加熱する。表面の泡を摂り、タンパク質が鍋のそこに少し残るくらいまでにする。全体が少し色づくまで加熱する。焦がさないように注意して。
金属のこし器に布をかけて、清潔なびんに入れれば完成。
http://www.womenshealthmag.co.uk/weight-loss/healthy-eating/5044/what-is-ghee/
Text:Suzee Skwiot Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images