ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は酒粕を使ったおやつをご紹介。
青汁の酒粕羹
<材料>
- 酒粕 150g
- 青汁 100cc
- 水 200cc
- ヨーグルト 100g
- 粉末寒天 3〜4g
- はちみつ 大さじ2と1/2
- きな粉(レシピは黒豆入りきな粉を使用) 適量
作り方
- 鍋に水と寒天を加え沸騰させ、約2分煮溶かし火を止め、青汁を混ぜる。
- 1と酒粕、ヨーグルトを手早くミキサーに加え攪拌する。
- 2を容器に流し入れ、冷蔵庫で一晩冷やす。
- 3をお好みの大きさに切り、器に盛り、きな粉をふりかけて完成。
recipeのポイント
酒粕は、日本酒を作る過程で、ろ過した後に残ったもの。
板状のものや、粒状のもの、練り状のものなど様々です。
発酵食品でもある酒粕の栄養素は、体を作るもっとも大切な「たんぱく質」をはじめ、
エネルギー源となる「糖質」、3大栄養素の代謝をサポートする「ビタミンB群」、不要なものを体の外に出したり、食後血糖値の急上昇を抑える「食物繊維」も含まれています。
運動する女性にはぴったりの栄養素群ですね。
ただしアルコールが含まれるので、少しでも飛ばしたい方はしっかりと火を通すことをお勧めします。(完全になくなるということではありません)
また酒粕はクセのある味わいなので、発酵食品同士相性の良いヨーグルトを今回は入れました。「たんぱく質」アップにもつながります!
もうひとつキーになる食材は「青汁」。
これもまた運動する女性には嬉しい抗酸化作用の「ビタミンC」や「ビタミンE」など美容ビタミンが含まれます。不足がちな「食物繊維」もさらにプラス。
青汁が苦手な方も酒粕のインパクトに負けるので気になりません(笑)
仕上げには「たんぱく質」や「鉄分」がしっかり含まれるきな粉をトッピング。
甘味料は入れず、食べるときにかけると使用が抑えられオススメです。
はちみつでなくても黒みつも美味しいですよ!
青汁が手に入らなかったり、苦手な場合は、フルーツを入れても美味しいです。
クセになる味わいの酒粕羹、是非作ってみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_