ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、おなかがペコペコの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができる。今回は旬の無花果をアスリートおやつに変身させたレシピをご紹介。
旬の無花果とマスカルポーネのバスサミコ酢がけ
<材料>
- 無花果(小) 3個
- マスカルポーネ(常温に戻したもの) 大さじ3〜4
- チアシード(戻したもの) 大さじ1〜2
- バルサミコ酢 80cc
- メープルシロップ 大さじ1
- 生クルミ(砕いたもの) 適量
- 塩 適量
作り方
- 小さめの鍋にバルサミコ酢とメープルシロップを加え、中火で約15分煮詰める。
- 無花果は皮を洗い4等分に切る。
- 皿に2とマスカルポーネ、チアシード、クルミをのせ1を回しかけて完成。(塩はお好みで)
レシピのポイント
今回のメイン食材は旬の無花果。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、栄養価をよりアップさせたレシピを作りました。
無花果の代表的な栄養価は「カルシウム」「鉄分」「カリウム」などのミネラル、そして何といっても豊富な「食物繊維(水溶性)」。
秋は食欲の秋とも言われるほど、美味しい食べ物もいっぱい。
食べることも大切ですが、その分出すことも大切!「食物繊維(水溶性)」を意識していきたいところ。
「食物繊維」といえばトッピングをしたスーパーフードのチアシードにも含まれます。
水を吸って膨らむので満腹感もありますね。
最も大切で筋肉の材料にもなる「たんぱく質」はマスカルポーネチーズから主にとり入れました。マスカルポーネチーズは熟成をさせないフレッシュチーズで、酸味塩味が少ないのでお菓子の材料によく使われます。
そんな今回の味の決め手は、煮詰めたバルサミコ酢ソースと少量のお塩。
クルミは良質な「脂肪酸」(オメガ3系)と「抗酸化成分」を意識して取り入れました。
栄養のバランスも良く、素晴らしい味わいです。
無花果が旬のいま、ぜひ試してみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_