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ゲーム感覚で楽しめる節約法“ノーマネーデー”を浪費家エディターが試してみた!

お買い物中毒な人、必読。週2回の“ノーマネーデー”から学んだ大切な4つのこととは?

By
student finances
Tara Moore//Getty Images

あなたは自分の機嫌をどうやって取ってる? エディターYUMIは「買い物」で自分のご機嫌を取ることが多かった。心がモヤモヤしているときはネットショッピングで衝動買いをして、ストレス発散……。でも、それは一時的な快楽で、しかもカード請求の金額にショックを受ける始末。お金と上手に付き合いたいYUMIが、お金を一切使わない日「ノーマネーデー」を週2回実践することに。

その結果とは……?(「」内エディターYUMI)

ノーマネーデーとは……?

application

ノーマネーデーとは、その名の通り“一切お金を使わない”日。現金はもちろん電子マネーやクレジットカードなどを使うのもNG。基本的なルールはそれだけだけど、YUMIが決めたノーマネーデーのルールは上の画像の通り。

せっかくやるならノーマネーデーの日は外食できない分、食事の時間に楽しみを作りたいと思い「なるべく作ったことがない料理にチャレンジする」もリストに入れてみた。でも疲れている日もあると思うから、なるべく負担にならないように“できるだけ”がポイント。

ノーマネーデーを始める前に……

ノーマネーデー
Randy Faris//Getty Images

ノーマネーデーを始める前には、いくつか準備が必要だ。

まず第一にやってほしいのが、月の支出入を把握すること。自分の現状を把握することで、削れそうな出費を透明化できるし、やる気もアップする。

「私の場合は、洋服代や交際費が月の出費の40%を占めていてびっくり。確かに多い時は毎週のように新しい洋服を買ったり、友達とご飯に行っていた」と振り返ると耳が痛いことも、しっかりここで受け止めておこう。

ファイナンシャルプランナーの花輪洋陽子さん※によると、基本生活費(住居費・光熱水道費・食費・通信費・生活用品費・保険料)は月収の6割程度、お楽しみ費(交際費・教養娯楽費・洋服代・美容代)は月収の2割程度、残りの2割程度で貯金が理想という。

支出の現状把握以外にも、YUMIが実践してよかったことも合わせてご紹介。

【ノーマネーデーを始める前にすること】

❶支出入の現状を把握する
 →危機感を感じモチベーションになる、削れそうな出費の見える化。

❷マイボトルやお弁当を用意する

 →ノーマネーデーは手作りと持参がベースだからこの2つは必須アイテム。

❸食材などの買い込み

 →ノーマネーデーに限らず、買い出しの日にノーマネーデーで事前に作るメニューを決めておくと、作るのも楽しみになる。

❹大袋入りのヘルシーなスナックを買う

 →普段コンビニでちょい買いしてしまう人はおすすめ。小分けにしてオフィスのおやつに。

さあ準備が整ったら、ノーマネーデーを早速実践!



※参考:Money tree「食費や交際費は収入の何パーセントが適正?賢い予算の立て方

エディターが週2回のノーマネーデーをスタート! その感想は? 

a group of objects next to each other

エディターYUMIが週2回のノーマネーデーを1ヵ月続けてみた。各週の感想は?

【1週目】ふらっとコンビニに入りそうになる気持ちをぐっとこらえる
前日にランチのお弁当を作って準備しておいたから、お弁当とマイボトルとおやつのナッツを持って出勤。ランチのあと、コンビニに行きたくなる気持ちをぐっとこらえて持ち寄ったナッツで小腹を満たした。

夜は、初めてドライカレーを作ってみた。結構作ったけどおいしくできたから、新しい料理のレパートリーに追加。

【2週目】お金を使わなかったことが大きな達成感に!

2週目になると、一日三食作ることが苦じゃなくなってきた。お弁当は週1回の作り置きを前日に詰めて、時短。

しかも「今日お金を使わなかった!」という達成感が心地良くて、お金を使わなくても大丈夫だと感じるように。

【3週目】買う以外の機嫌を取る方法がわかってきた

今回の企画のチャレンジのきっかけでもある、「買い物が自分の機嫌を取る方法」となっている事実。ノーマネーデーに、機嫌を取る方法をいくつか試して模索した。通勤中に本を読んだり、新しいアーティストをリサーチしたり、物ではなく情報をインプットすることで、インプットできたという嬉しさが機嫌を保つのに役立った
天気の日は朝ランニングして体を動かすことで、朝日をたっぷり浴びて、思っていたより心身ともに好調。

【4週目】ノーマネーデー以外でもお財布の紐が固くなってくる

そして最終週。すっかりノーマネーデーが習慣化していて負担はなくなっていた。むしろノーマネーデーがあることで、ディナーの予定や週末のお出かけの予定が楽しみに。しかも自由にお金が使える日でも、
今までなら、2択で欲しいものがあったらひどい時は2つとも買っていたのに、一度保留してお店を後にすることも。お金を貯めることの楽しさもわかってきたみたい。

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お金を使わないことは苦痛ではない! ノーマネーデーから得た4つの大切なこと

young woman skateboarding
Stephen Zeigler//Getty Images

1ヵ月間、ノーマネーデーを続けてみて得た収穫は想像以上だった。ただお金が貯まるだけじゃなくて、続けてみたら4つの大切なことがわかった。

❶お金を使わなかった自分に自信がついた

今まではお金を使うことで、自分を満たしていたけど、不思議なことにお金を使わないことで自分の気持ちを満たすことができるようになった。お金を使わなかったという判断をすることができた自分がとても心地よくて、自尊心が高まる感覚。それにお金を使い過ぎたときは罪悪感が付きまとったけど、お金を使わないことで貯金されていく感覚は、自信になった。

❷カードの出費が3万円減った

ノーマネーデーの影響は、家計にやはり大きかったみたい。平均のカードの請求金額よりも今月は3万円少なくすることができた。今までいかに使いすぎていたか……。結果が数値に出るとこれからのお金の使い方の見直しにも繋がった。

❸料理をするようになって栄養バランスについても見直すようになった

一日三食を自分で作って食べるとなると、栄養バランスがとても気になるように。スーパーで旬な食材を手に取って、ノーマネーデーの夜ご飯は簡単なものでも、作ったことがないものを作るようにしていたから1ヵ月だけでも新しく8メニュー作ることができた。チャレンジして新しい味を知れるのも楽しかった。

❹飲み会が減って自分の時間を過ごすことができるようになった

ノーマネーデーは夜の予定をすべてキャンセル。だから自分の時間を取ることができたので観たかったドラマを観たり、次の日の仕事の準備が進んだりと、うまく夜の時間を使えた。

一日お金を使わないだけで、こんなに得るものが大きいとは予想外だった。今では新しい習慣として週2回のノーマネーデーを続けている。それにお金を使わないことは苦痛ではない、と知れる機会になった。

一個一個クリアしていく感覚が、まるでゲームみたいで楽しいから、ぜひ気軽に始めてみて。気が付いたらお金と良い関係性になっているはずだから。

Headshot of Yumi Kobayashi
Yumi Kobayashi
エディター

 生活雑貨やコスメなどの記事編集の経験を積み、2023年5月から「ウィメンズヘルス」に参加。コスメやアロマテラピーの資格を持ち、正しい知識を伝えることを目標に日々勉強中。フードやサスティナブルな分野に興味があり、週2日のノーミートデーを実践するなど日常生活でのアウトプットを心掛けている。学生時代はラクロスとソフトテニスに没頭、今は漫画に影響されバスケにハマり中。休日はキャンプやフェス、山登りなどアウトドア派。 

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