誰でもこんな経験はありませんか? 決意をしたものの三日坊主で終わってしまった。決意をしたからといって、行動が続かなければ現実を変える力が充分ではありません。

決意によって生まれた内側の変化に対して、行動で答えてあげることで外側の変化が生まれます。

内側の変化つまり心の決意は、やがて行動の変化に表れ、行動の変化はやがてあなたの現実を変えていきます。瞑想の世界では、内なる宇宙が変われば外の宇宙が動き出すといいます。自分の宇宙とは、自分の内側の世界のことを指しています

これは私も体験した自然の法則の一つなのですが、内側の変化は外側に影響して現れるということです。現実の変化とは、例えば環境が変わったり、周囲の反応が変わることもあります。内なる宇宙に変化を与える時、「決意の瞑想」がぴったりです。

「決意の瞑想」通称サンカルパとは、サンスクリット語で決意や意図、願望を表します。決意の瞑想をするおすすめのタイミングは、新しい気持ちで何かに取り組む時や、運動を始める前やヨガクラスの始まりの時、新年の抱負を決める時など。自分の内側に感じる変化を確固たる決意に変えていく瞑想です。

決意の瞑想のやり方

おすすめの場所:1人になれる静かな場所、またはヨガマットや椅子に座って

用意するもの:紙とペン

所要時間:15分〜30分

  1. まず自分に質問をします「私は何のために〇〇をしますか?」「私は何のために瞑想をしますか?」または、「私は何のためにヨガをしますか?」「私は何のためにワークアウトをしますか?」「私は何のためにこのプロジェクトをはじめますか?」など、質問は自分が決意したい事柄に合わせてください。
  2. 3分間で答えを最低10個以上、思いつくままに書き出してください。
     
  3. 書き出した答えを一つ一つ比較して、最も重要な答え以外は消していきます。方法は、1つ目の答えと2つ目の答えを比べ、どちらかよりしっくりくる方を選び残します。残った答えと3つ目に書いた答えを比較して、よりしっくりくる方を選びます。答えが一つになるまで繰り返してください。
  4. 最後まで残った答えを決意として書き出します。「私は□□のために瞑想をします。」など例:私は自分の心の成長の為に瞑想をします。私は自分自身を深く知る為にヨガをします。私は強くなる為にワークアウトをします。など目を閉じて心の中でその決意を唱えます。
  5. 目を閉じたまま、呼吸に意識を向けます。大きく深呼吸を5回します。
  6. 先ほど決めた決意を心の中で繰り返します。決意が身体中の細胞に染み渡るイメージで自然な呼吸を続けます。
  7. ゆっくりと目を開けます。

先日、瞑想のクラスで参加者と共に決意の瞑想を行いました。充分に決意を心に刻み込めるように30分間、瞑想の時間をとりました。決意の瞑想を終え目を開けた参加者の表情は、決意と足の痛みとが入り混ざりながらも達成感に満ちていました。内なる世界の変化は表情にも現れます。

あなたも決意の瞑想で内なる宇宙から変化を生み出してみましょう!

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佐々木依里
瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル

 瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/