露出の多くなるこの時期は、日焼けのおかげで肌が火照りすく、乾燥もしやすいです。また、冷たい飲み物を好んで飲むので、むくみやすく、疲れやすい体に。そのメンテナンスに大切なのがフットケア。アーユルヴェーダの健康法から、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎのむくみ予防マッサージや、保湿法などをご紹介。

脚が火照って眠れない!

flip flop girl
Kayfish//Getty Images

夏は体内に熱のエネルギーが溜まりやすくなります。

ちょっと外を歩いただけで、いつもは気にならない火照りがずっと続くことも。

素足にサンダルは陽射しを直に受けることも多く、地面の衝撃も受けるので脚が疲れやすくなりがち。

ボディクリームにハッカ油を1~2滴混ぜて熱をクールダウンさせてから就寝を。

脚が涼しいだけで眠りの深さが変わってきますよ。


脚が浮腫んで眠れない!

legs of woman wearing red high heels
Malte Mueller//Getty Images

うまく水分を排出できないこと、また塩気が効いたご飯を食べ過ぎることでむくみは発生します。

また、夏は冷たい飲み物を多く摂りがちなのでむくみやすいのです。

まずはなるべく常温のものを、そして塩分を控えめにしましょう。それでもむくんでしまったら、強めにマッサージして。

「第2の心臓」をほぐして、脚の滞りを促す

イラスト

1.内外のくるぶしの下からアキレス腱をつまむように滑らせる
2.手のひら全体でふくらはぎをつかみ、圧をかけて押し流す
3.膝裏のくぼみに指を入れ、ゆっくりと圧をかけた後、裏ももへ流す

    前述した、クリームにハッカ油を混ぜたものでマッサージすればむくみと火照りのケアを一気にサポート!

    脚はマッサージの効果が現れやすい部位なので、見た目の変化も感じられますよ。

    乾燥して眠れない!

    bumble bee landing on big toe of sunburned woman
    Malte Mueller//Getty Images

    素足で過ごすことが多いこのシーズンは、意外と冬よりも脚が乾燥していることが多いのです。

    硬いサンダルで長時間過ごし、踵や足の裏がガサガサしていませんか?

    シーツに引っかかるほどカサついている人も意外と多い夏は、この乾燥が原因で安眠できていない人がたくさん。

    足の裏、指、踵を丁寧に潤すことでびっくりするほど入眠しやすく、また睡眠中に起きることも少なくなると言われています。

    ボディクリームでもOKですが、夏は体内の熱を取ってくれるココナツオイルがおすすめ

    普段は蝋のように固まっているココナツオイルも、いまの季節はオイル化しています。この液体になっているシーズンが使うのにぴったりな時期なのです。

    料理にも、マッサージにも積極的に使用して、体の外からも内からもクールダウンし、潤ってくださいね。


    Headshot of 三野村なつめ
    三野村なつめ
    アーユルヴェーダ・アドバイザー、ARYURVIST

    元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVISTから、毎日のクレンジングで角質ケアまで叶う“オイルピール クレンズ”新発売! 

    Instagram: @aryurvist_official