多くの女性たちから支持されている瞑想家・佐々木依里さんが、仕事やライフプランなど人生にまつわるリアルなお悩みにお答え。瞑想から導き出される人生哲学の中に、よりよく生きるためのヒントが隠されているかもしれない。
【R華さん(40歳/会社員)のお悩み】
「天職を見つけたい」「海外に住みたい」と思いつつも
日々の生活に追われ、気づけば40歳に。
会社は楽しいですが、趣味を仕事にできたらとか、
海外に住んでみたいとか、夢想ばかり。
現実的には生活費のために会社を辞められないし、
海外に住むなんてできないしとか……
このまま人生が終わるのかなと考えてしまいます。
瞑想家・依里さんのアンサー:
色々アイデアがあると思うのですが、本当に「こうしたい」って思っていないことも含まれている感じがしました。なんとなくですが、R華さんは「これ美味しいね」って家族で食卓を囲んでる時間が一番の幸せという雰囲気を感じとりまして。みなさん結構夢の舞台が大きいのですが、色々思っていることをすべてやってみると意外とコアの部分が人生の目的であったり、幸せだったりするんです。
あとR華さんの場合、やり方とか方法論を模索しすぎかもしれません。いわゆるビジネスプランですが、そういうものって考え出した途端に楽しくなくなってしまい、勢いよく溢れていたエネルギーがしゅーんと落ち着いてしまうんです。
こうゆうことって仕事ができる方に多いんですよ。自分の成功パターンがあって、そのパターンに当てはめてしまうので。「新しいことをひらめいたのに、方法論を真剣に考えていたらアイデアがどっかいっちゃった!」みたいな。
例えば、どうしてもやりたいことがあるなら、大きな夢をミニマム化してやってみるのがおすすめです。
海外に住みたいなら、まずは1週間とか。ホテルに宿泊して観光するとかではなく、暮らすように生活してみる。実現しにくい大きなことではなく、もっとコンパクトにして実行してみてください。
やってみないことにはスタートラインに立てないので、とにかく行動することが大切です。それなりの出費はありますが、そこにかかったお金はやりたいことへの投資です。
R華 :
“天職”を探したくて、
語学レッスンやネイルスクール、料理教室に通って自分磨きしましたが、
無駄遣いだったかもと感じていました……。
依里さんのアンサー:
天職って、人も自分も地球も喜ぶことの3つが重なれば、ぐっときます。でも一番のコアは“この地球上にどんな人がいて欲しいか”なのです。「こんな人がいたらいいのにな」って思う人に自分がなるしかないんです。
その像は自分の内側にしかいないので人は示せません。実は幼い頃に「こんな大人がいたらいいなって思う人物になりなさい」って聞いたことがあるんです。その頃の私は、「瞑想とか心とか環境のことを自分らしく発信している人がいたらいいな」って思っていました。で、自然と「そうなろう」って感じで自分がすーっと入っていったという感覚です。
自分のアンテナがそこにしか張ってないから、好きなことを全部していると、気がついたらなれてるものです。だから自分を止めず、とにかく実行することが大切です。自分の意欲を止めるものって、多くが他人軸なので。
会社員だからって諦めないでください! これまでのキャリアや習い事が後押しになる可能性だって大いにありますよ!
依里さんの瞑想がオンラインで習える!
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Text:Naomi Tanaka
瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/