妊娠を望んでいるなら、イギリス版ウィメンズヘルスから紹介する以下のシンプルなステップを実践し、生殖能力を高めていこう。
1. 運動をトーンダウンする
健康であるほど、妊娠しやすくなると思っているかもしれないけれど、ボストン大学の研究によると、ランニングなどの激しい運動は、生理的ストレスを引き起こし、排卵を妨げる可能性があるという。
トレッドミルの傾斜を4%にしてパワーウォークをするなど、運動は、20分間の適度なトレーニングに制限しておこう。
2. 血糖値を安定させる
ある研究によると、インスリン濃度の上昇は脳の下垂体を刺激し、排卵を妨げるホルモンを放出する。
「サツマイモのようなGI値の低い炭水化物は、インスリン分泌の上昇を抑えてくれます」と話すのは、妊娠前の女性の健康を専門とする栄養士のジェニファー・ロウ。「1日あたり、250gの炭水化物を摂取するようにしてください」
サツマイモ1個で、目標摂取量の10%を摂取できる。普段の焼き芋に、フェタチーズとバジルを添えてみて。
3. 大豆を食べるのをやめる
暫くの間は大豆にサヨナラを告げよう。ハーバード大学の研究によると、大豆由来の食品に含まれるイソフラボンは、性ホルモンの生成を妨げる恐れがあるという。
大豆を含んだピーナッツバターやツナ缶、冷凍デザートにも注意が必要。
代わりに、妊娠に必要なエストロゲンの重要な供給源である全脂肪乳をグラスに注いで。
4. 笑って過ごす時間を増やす
オックスフォード大学の研究によると、唾液中に含まれるストレスのバイオマーカーであるα-アミラーゼ値がもっとも高い女性は、1サイクルにつき妊娠率が12%減少したことが示されている。
別の研究では、不妊治療後に笑って時間を過ごした女性は、妊娠成功率が16%高かった。
妊娠しやすい体作りをするなら、ストレスの発散を常に心がけていこう。
5. 排卵日を追跡する
研究によると、妊娠する可能性がもっとも高いのは排卵前の48時間であり、排卵が起こるのは生理が始まる日の14日前。
スマートフォンやApple Watchのアプリを利用して、生理周期の管理を忘れずに行おう。
6. 3日おきにセックスをする
アメリカ生殖医学会の学会誌『Fertility and Sterility』に掲載された論文によると、定期的に射精をすることで、精子の運動率が高まる。
パンプキンパイの香りのキャンドルを焚いてみると、彼がますます元気になるかも。この香りは、ペニスの血流を40%増加させるという(なんとも奇妙な)研究結果もあるので参考に。
7. 喘息に注意する
警告:喘息の治療薬を定期的に使用すると、排卵性不妊症のリスクが2倍になることが研究で示されている。
「喘息は、排卵に問題を引き起こす免疫不全に関連している可能性があります」と話すのは、不妊治療院「CARE Fertility」のサイモン・フィシェル博士。
該当する場合は、これに関するリスクがないかどうかを病院できちんと確認し、可能な代替治療についてもかかりつけ医と話し合う必要がある。
8. カフェインを減らす
学術雑誌『American Journal of Epidemiology』に掲載された研究によると、1日にコーヒーを3杯(カフェイン300mg)飲むだけで、妊娠率が27%も低下する可能性がある。
カフェインは、卵管内の筋肉の活動を低下させ、卵巣から子宮に向かって卵子が移動するのを停滞させてしまうとか。
コーヒーをやめられない人は、ショットの量を半分に減らしてラテを注文し、妊娠へのダメージを極力抑えていこう。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: BRITTANY KENNEDY Translation : Yukie Kawabata