忘年会にクリスマス、お正月と続き暴飲暴食が避けられない冬。肝心な1年のスタートがお休みモードで始まり、なかなか本調子を取り戻すのが難しい1月。溜め込んだ分をしっかりデトックスして新しい1年を始めるのにぴったりなのが断食!

ウィメンズヘルスが主催する断食プログラム「みんなでファスティング祭」の4日目、心を整えるはじめての瞑想をファシリテートすることになりました。そこで今回は瞑想と断食の相乗効果についてご紹介しようと思います。

断食をすることによって様々な変化が起こります、肉体的変化、精神的変化、時間的変化、物質との関わりの変化などが挙げられます。そして瞑想をすることによって体や精神的な変化に気づきやすくなり、より一層断食の効果を高められます。瞑想は断食による変化を確かなものにするサポート的な働きがあるのです。では、どんな変化が起こると言われているのか、具体的に説明していきます。

1.肉体的変化

まず肉体的変化は断食初期の段階から体に現れる変化です。

    • 内臓が休まることで消化に使っていたエネルギーを代謝などにまわせる
    • デトックスが促される
    • 腸内環境が改善される
    • 体の感覚が鋭くなっていく
    • 好転反応が出てくる(頭痛やだるさなど)

    2.精神的な変化

    精神的な変化は肉体の変化と同時または少し後から観察できます。

      • 自分の内側に意識が向きやすくなる
      • 感情の波に気づきやすくなる
      • 耐える力がつき、自制心が身についてくる
      • 空腹感を観察できるようになってくる

      3.時間的変化

        • 食事を用意する時間、食べる時間など、食事に関する時間が減るため時間に余裕ができる
        • 食事のことを考える時間も減るため、集中しやすくなってくる
        • 決まった時間にお腹が空く感覚が体験できる

        4.物質との関わりの変化

          • 何気なく口に入れるという無意識の行為がなくなる
          • 食べなくてはお腹が減るという固定概念と向き合うことができる
          • 食べることに感謝が生まれる
          • 食べ物との関わりそのものを見つめ直す機会になる
          • 物質以外のエネルギーで生命維持ができるきっかけになる

          断食による変化には人それぞれ個人差がありますが、上記のような体験をする方が多い傾向。断食期間中におすすめの瞑想は、2つ。時間を決めて行う瞑想と、こまめに行う瞑想です。

          体や精神の変化に最も気づきやすくなるには、決まった時間の自分の状態を知ることです。朝7時とか、夜10時など時間を決めて、10分程度の瞑想を行うと日々の変化をしっかり意識的に観察できるようになるでしょう。

          以前紹介したダスカロスのパターンドブリージングや寝る前の瞑想は、呼吸によって精神が深く落ち着いていき変化を感じやすい瞑想です。

          こまめに行う瞑想は日々の生活の中で、自分の変化に気がつくたびに短い時間で行える瞑想がおすすめです。変化に気づき、変化を受け入れ、変化をより確かなものにしていくプロセスを瞑想でサポートできます。ひと呼吸の瞑想がおすすめです。

          目には見えない変化は、自分自身の体で感じ、心で観察し変化を体験するしかありません。瞑想には目には見えない内側の変化をサポートする力があります。是非断食と瞑想の相乗効果を体感してみてください!

          みんなでファスティング祭」でお会いしましょう!

          Headshot of 佐々木依里
          佐々木依里
          瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル

           瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
          11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
          また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
          心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
          インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/