女優、2児の母、アベンジャーズの一員として活躍し、多彩な顔を持つスカーレット・ヨハンソン(38歳)は、昨年実業家のケイト・フォスターと共にスキンケアブランド「The Outset」を立ち上げた。

自身のブランドを手掛けた理由はとてもシンプルで、「肌に問題があるから、解決策を探していた」とスカーレット。若い頃から肌が敏感でニキビと乾燥にずっと悩まされていたことを明かし、「精神的にもずっとつらかった」と話している。

肌の水分を奪うスキンケアをやめる前までは、いろんなスキンケア製品を試行錯誤しながら使っていた。シンプルでクリーンな成分しか使われていないものをずっと求めていたから、「The Outset」が生まれた。

「このスキンケアラインが人々の肌に変化をもたらすことで、彼らの人生にまで変化を生み出せる。とてつもないことだわ」とスカーレット。

さらにThe Outsetは、単に消費者がスキンケア製品を購入するだけでなく、実際に製品を購入した一人ひとりがコミュニティの一員だと感じられることを大切にしているとか。実際にコミュニティエンゲージメントを基盤にしたプラットフォーム「TYB」と提携し、顧客同士がオンラインで交流したり、気に入った製品を共有することで報酬を受け取れるサービスを提供している。

ここからは、スカーレットの実際のスキンケアルーティンをすべて公開!

「スキンケアはシンプルに」

スカーレットの毎日の肌のお手入れはカンタンで効率的。

朝起きたら、まずは顔を洗ってセラムを塗る。その後にモイスチャライザーとビタミンC配合のアイクリームを塗るだけ。

午後にもう一度セラムを塗りなおすときもある。「肌が(このセラムに)依存しているの」とスカーレット。

時間があるときは、お風呂で髪の毛にコンディショナーを染み込ませている間にクレイマスクを使うこともある。「これが私にとって一番効率的な使い方」とスカーレット。


夜のスキンケアルーティンは、肌の状態に合わせて決めている

「肌の状態を観察するのが好き」とスカーレット。

夜はもう一度顔を洗ってセラムを塗り、ナイトクリームを使っている。

ときには、いろんなスキンケアを組み合わせて使う夜もある。保湿力が高いボタニカルオイルをナイトクリームに混ぜて塗ったり、ナイトクリームは塗らずにボタニカルオイルを塗るだけの日もある。

たまには、顔を洗って肌になにもつけないときもある。「これが肌をリセットするのにいい方法なの」とスカーレット。

スカーレットのお気に入りはクレンザー

「他のクレンザーを使うなんてもう想像できない」とスカーレット。これは、スカーレットの夫のコリン・ジョストも愛用しているとか。「毎日使っても何度使っても、肌が乾燥することはない」。肌にやさしいのに、アイメイクをしっかり落としてくれる優れもの。

ヘアケアにも夢中!

ここ数ヶ月、切れ毛にも悩んでいたと明かすスカーレットは、「オラプレックス」のNo.3ヘアパーフェクターを毛先に塗り込んで髪の毛をケアするのがお気に入り。

最近は頭皮も乾燥するから、「アクト+エイク」の製品や、「goop」のヒマラヤンソルト・スカルプスクラブを愛用している。頭皮の古い角質や汚れを洗い落とし、ヘアケア製品の蓄積まで防いでくれるこのスクラブについて、「かなり優秀なスクラブ」と絶賛している。「最近ルーティンに取り入れ始めたプロダクトの一つで、本当に気に入っているの」

これだけは外せないセルフケアとは?

close up of dental floss on pink background
HUIZENG HU//Getty Images

「デンタルフロスだけは欠かせない」とスカーレット。「マルガリータを3杯飲んだあともフロスをする。時差ボケでもフロスだけはするわ」

美容ケアに関してもかなりシンプル。

「数週間に一度はネイルに行っている。それが私のひとり時間にすること。ときどきマッサージに行ったりもしている」

TYBのおかげでコミュニティを築けることがうれしい

TYBのプラットフォームでは、The Outsetを愛用する人たちが集まり、新製品やスキンケア情報に興味を持つ仲間に出会うことができ、メンバー同士がメッセージをやりとりしたり、チャットルームやチャンネルでThe Outsetに直接質問することもできる。ユーザーは特定のアクション(Instagramなどで投稿するなど)を実行すると「コイン」をもらえ、それを次回の購入時に割引として利用できる仕組みになっている。

「コミュニティを築くことが、ブランドを立ち上げるうえで一番ワクワクしたことの一つ」とスカーレット。

コミュニティに参加するメンバーは、コミュニティへの鍵として機能するメンバーシップのコレクタブルを受け取り、ソーシャルメディアでお気に入りの製品を投稿したり、製品のレビューを書いたりすると、エンゲージメントの課題をクリアすることができる。

これはThe Outsetにとって、顧客が製品や購買体験、発売予定の新製品に関するフィードバックを提供したり、ブランドに関連するコンテンツの作成を奨励するための手段であるという。これにより、顧客が実際に求めている製品やワクワクするような製品を開発できると話している。

「顧客の意見を一番大切にする。だってそれは、私たちが支払うことすらできない研究開発そのものだから」とスカーレット。

10月には、ボタニカル・バリア・レスキュー・バームが新製品として加わった。「長い時間をかけて作ったもの」とスカーレット。唇、爪の周り、髪、まぶたなど、あらゆるところに塗れて多用途に使える万能バーム。「とっても気に入っている」と彼女自身も絶賛愛用中だ。
 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: ADDISON ALOIAN Translation : Yukie Kawabata

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Addison Aloian
Assistant Love & Life Editor

Addison Aloian (she/her) is the assistant love & life editor at Women’s Health. Outside of topics related to lifestyle, relationships, and dating, she also loves covering fitness and style. In her free time, she enjoys lifting weights at the gym, reading mystery and romance novels, watching (and critiquing!) the latest movies that have garnered Oscars buzz, and wandering around the West Village in New York City. In addition to Women's Health, her work has also appeared in Allure, StyleCaster, L'Officiel USA, V Magazine, VMAN, and more.

Headshot of 川畑 幸絵

短大卒業後バンクーバー、メルボルンで2年留学した後、外資系客室乗務員として勤務。2018年に退職後、翻訳者としてフリーランスに転身。アメリカで統合栄養学を学んだ経験もあり。