オスカー女優のシャーリーズ・セロンがエイジングに対する想いを包み隠さず語った。イギリス版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

現在48歳のセロンは米コスメ・美容系雑誌『Allure』に対し、年を取るのが怖くないこと、そして、見た目の変化を喜んで受け入れていることを明かした。「自分の顔が変わっていくのも、年を取っていくのもうれしい」

最近のフェイスリフト疑惑に関しては、「『あの人、自分の顔に何したの?』とか言われるけれど、こっちはただ年を取っているだけ! 整形に失敗したわけじゃない。年を取れば自然とこうなる」と一刀両断。

女性が直面するエイジングのダブルスタンダードについて聞かれると、「男性は上質なワインみたいに年を取り、女性は切り花みたいに年を取る」と詩的な見方をシェアしてくれた。「ダブルスタンダードは本当に嫌だから、これからも立ち向かっていきたい」

セロンいわく大事なのは自分に合った選択をすること。「女性は自分に合った形で年を取りたいはず。私たちは、その過程にもう少し寄り添うべきじゃないかしら。最近は、屋外の広告で自分の顔を見るのも面白くなってきた」

セロンは、世界一の香水メーカーとして高く評価されているディオールの香水『ジャドール』のモデルを20年も続けてきた。「この仕事には心から感謝しているし、誇りを感じる。過去20年間の私の人生に溶け込んでいるぶん特別」

エイジングに対する世間の考え方や整形疑惑にうんざりしているのはセロンだけじゃない。

直近では『AND JUST LIKE THAT…/セックス・アンド・ザ・シティ新章』のサラ・ジェシカ・パーカーが『Allure』に対し、ハリウッドが女性に押し付ける非現実的な美の基準にあくせくしてもしょうがないと語った。

「私はそんなに見た目のことを考えて過ごさない。エゴがないわけじゃないし、それなりに見栄も張るけれど、細かいことにあまり時間をかけたくない。自分に対してしとやかでありたい。私には妄想癖がないから、人間が年を取ることも、51、52歳になればそれなりの影響が出ることも分かっている」

グウィネス・パルトロウ(50歳)もイギリス版『Vogue』に対し、女性が年を取ることに対する世間の目は男性よりも厳しいことを指摘した。「これは文化の問題で、私たちの問題じゃない! 私たち女性は健康でありたいし、年を“取りたい”。時間が経っても女性は老けちゃいけないなんておかしいでしょう」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Perdita Nouril Translation: Ai Igamoto

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Perdita Nouril
Beauty Editor

Perdita Nouril is the Beauty Editor for Women’s Health UK. She has worked in the beauty industry for 15 years since graduating from the University of Nottingham. Adept at exploring the colossal world of beauty, she loves to scratch beneath the surface to debunk the myths, decode the science and challenge traditional notions of beauty. You can always find her preaching sermons on the power of a red lip, extolling the virtues of a decent serum and championing the very best female beauty founders.  
You can find Perdita on Instagram on @perditanouril

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ウィメンズヘルス立ち上げ直後から翻訳者として活動。スキューバダイビングインストラクターの資格を持ち、「旅は人生」をモットーに今日も世界を飛び回る。最近は折りたたみ式ヨガマットが手放せない。現在アラビア語を勉強中。