2020年夏、いよいよ東京でオリンピックが開催！そこで新競技として加わるスポーツクライミング。実は日本の選手が世界のクライミングの大会ですごく強いって知ってた？日本選手に期待高まる今、注目のクライミングを体験してみよう！
岩場や岩場に見立てた人工壁を登るロッククライミング。その中でも、命綱などの体を確保する器具を使わずに岩や人工壁を登るクライミングの一種が、ボルダリングといわれるスポーツ。今回は、新宿にあるボルダリングジム「BOULCOM」（ボルコム）へ行ってきました。ボルコム新宿は女性の会員さんが４０％、体験メニューだと６０％以上が女性とか。朝７時～夜２３時まで営業していて、仕事前の朝活やお昼休み、ちょっと仕事が遅くなった日にも来れるので自分のライフスタイルに合わせられるのが嬉しい！
身体が固くても、腕の力がなくても問題なし！
屋内には様々な傾斜の壁にカラフルで大きさ形も様々な石や岩（ホールド）が付いていて、分厚いマットが壁の前に敷かれている。このホールドを使って壁を登ったり渡ったりするらしい。でもなんだか筋力や柔軟性が必要な気も・・・・・・。
「腕の力が必要なイメージがありますが、実は足や体幹が大事なんです。もちろん腕も使いますが、最初から自分の身体を腕だけで支えるわけではないので、筋力に自信がない女性でも大丈夫です。」（ボルコム新宿 オーナー小野さん）
必要なものは、動きやすい服装とクライミングシューズと手が滑らないようにするチョークといわれる粉のみ！ジムではクライミングシューズのレンタルやチョークはたいてい用意されているので、初めは手ぶらでOKというのも嬉しい。
安全のために、1つの壁に登れるのは1人のみ（同じタイミングで登らない）、マットの上に立ったままや腰掛けたりして滞在するのはNG、1回トライしたら1回ずつマットから下りること、というマナーを頭に入れたら早速挑戦！
最初に覚えるルールは簡単。
①レベル分けされたコースを両手両足を使ってスタートからゴールまで行く
②手はスタート地点、必ず両足をホールドに乗せてスタート
③同じ色、数字がマークされたホールドのみをたどる
（指定された級までは、足はどこに置いてもよい）
④下りるときはゆっくりホールドを使って下まで降りて、マットに足を着くときは両足で着地する
まずは、足が安定していれば壁に身体を近付けることで腕で身体を支えなくて良いという、奥側に傾斜のある壁の課題から挑戦。オブザベーション（登るルートをイメージ）したら、いざ壁に取り付く！が、しかし、順調に２つ３つ登ったところで、あれっ、次が届かない！そうこうしているうちに腕がプルプル、思わず一度下まで後戻り。オーナーさん、どうすれば良いの？
「コツは腕の力ではなく、足を安定させるイメージです。初心者は、お尻を突き出しがちですが、それでは腕が疲れます。姿勢を保つと無駄な力を使わないで済みますよ。」
また、初心者がやりがちな失敗は、先に手を出してしまうことなのだとか。確かに手から先にホールドをつかんでいたかも。「最初は、足、手、足、手の順番で動かすようにしてみてくださいね」教わったとおりにトライすると、届かなかったホールドに届いてあっさりクリア！
届きそうで届かない！ゲーム感覚で全身のエクササイズに！
今度は手前に傾いた壁に挑戦。つ、次はどこを持てばいいの？届きそうで届かない、どうしよう！そうこう悩んでいるうちに手がプルプルして、腕も足も限界・・・！「身体を左に向けて、振り子のような感じで・・・」と身体の使い方のアドバイスを受けながら5回目くらいで成功！最後のホールドを掴んだ瞬間の達成感に思わず感動して「やったー！」と絶叫。届きそうで届かないもどかしさ、何度もチャレンジしながらクリアするゲーム感覚に夢中になっていたら、いつの間にか汗びっしょり。体験の翌日には腕や腹筋だけでなく、なかなか鍛えにくい背筋までもが筋肉痛に。筋トレが苦手でも、これなら楽しみながら上半身に効果がありそう！
見ていると簡単そうな課題も、やってみると意外と難しいボルダリング。競技とは違えど、プロクライマーの凄さが身に染みてわかる気がする！オリンピックまでにその奥深さと魅力を自ら体験してみては？
新宿ボルダリング・クライミングジム「BOULCOM」
営業時間：7:00 ～ 23:00
定休日：年中無休
電話番号：050-5307-7574
所在地：東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7 地下1Ｆ
アクセス：JR新宿駅新南口徒歩4分、新宿三丁目・代々木駅東口徒歩5分
URL：http://boulcom.jp/
体験メニュー（45分）
料金：1,500円 ※クライミングシューズレンタル込み
Text : Emma Nakajima
