どんな女性も無意識に女性ホルモンの影響を受けて生活しているもの。日々忙しく過ごす20代・30代女性が女性ホルモンを味方につけて快適な日々を過ごすには、どうしたら良いの?
「20代・30代それぞれの年代に合わせた方法、というよりは、20代の頃どう過ごしたかが30代に影響してくると言えます。そういう意味では、女性ホルモンを意識するのに年齢は関係ないと思います。女性ホルモンのためにも、次のことに気を付けて過ごしてみてください」
食事のバランス
季節の野菜をはじめ、ヒジキ、ワカメなどの海藻類、味噌などの発酵食品を取り入れてバランス良く。
睡眠
寝る時間より質が大事。スマホは枕もとに置かず、2mは離して寝た方が良いと言われています。寝る3時間前くらいから、アロマを焚いて読書をするなど睡眠のスイッチを入れる儀式を決めておくと良いと思います。
適度な運動
女性ホルモンという観点からおすすめするのは、ウォーキング、ヨガ、ストレッチです。実は頭蓋骨と骨盤は毎月小さく開閉を繰り返しているんです。自律神経が乱れていると、この開閉リズムにも影響します。ゆるめてあげるためにも、特にストレッチがおすすめです。
毎日記録する
手帳やスマホに、一言だけで良いので不調など自分が気になったことを書くことをオススメします。いつもだったら平気なのに落ち込んだ……など、身体の変化、精神状態などなんでもOK。そうすると自分の身体のリズムが分かりやすくなります。記録をつけることで、自分の身体と付き合いやすくなるんです。
また、生理周期を意識して過ごすことも大切だそう。西村さんによると、
● 生理中 → ゆっくり休む時期。好きなものを食べたり、好きなだけ寝たり、思いっきり自分を甘やかしてOK。
● 生理後から排卵日(排卵日は生理が始まってから14日目くらい)まで → アクティブ期。肌ツヤも良くなり気持ちも前向きになる。やりたいことをやって過ごして。食欲がコントロールしやすいので、ダイエットにもおすすめの時期。
● 排卵後から次の生理まで → PMSの症状が出やすいので、ペースを落とす時期。無理に予定を入れたり人と会ったりせず、家でゆっくりするのがおすすめ。
毎日のメモと生理周期を参考に、身体のリズムを意識して1ヶ月のスケジュールを組むと良いそう。ほかにも、朝起きて太陽の光を浴びる、規則正しい生活をする、人やペットとスキンシップをするなど取り入れやすいものばかり。
「生理ってイヤだなって思っている人も多いと思いますが、生理は健康のバロメーター。妊娠・出産など、女性は必ず自分の身体と向き合うタイミングがきます。生理や女性ホルモンと楽しく付き合いながら、生理に振り回されたり身体のせいだとあきらめずに夢を叶える女性が増えていって欲しいですね」