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もしあなたが片頭痛持ちなら、それがどれだけ痛くて厄介なものかってこと知っているはず。そして何よりも辛いのが片頭痛治療の効果は人によってあやふやで、その強烈な頭痛に対しての確かな治療法がないってこと…‼
けれど諦めないで。最近、光治療が片頭痛を和らげるのに役立つかもしれないと示唆する研究が増えてきいる。
これは『グリーンライトセラピー』と呼ばれるもの。パッと見ると、まるでSF映画のようなこの治療法だけど、もしあなたが片頭痛に悩んでいるのであれば試してみる価値はあるかもしれない。
片頭痛って何？
ズキンズキンと脈打つような痛み、それに伴って吐き気を催す音も。また光や音に敏感になって痛みが増す。これが一般的によく言われる片頭痛の症状。片頭痛は多くの場合、食事や睡眠不足、ストレス、天気、光、たばこなどが引き金になると言われている。
そして女性は男性に比べて片頭痛を抱えている人が多いとも言われているそう。日本全国調査によると、全年齢層での片頭痛に悩んでいるのは男性3.6％に対し、女性12.9％。年齢層で見てみると20代〜40代の女性が多い。
実はこれには、女性ホルモンのエストロゲンが深く関連している。
エストロゲンは痛みの感覚に影響を与える脳内の化学物質をコントロールしていて、エストロゲンのレベルが低下すると頭痛の引き金となると考えられているそう。
ホルモンの量が変化する原因は、”生理周期”、”妊娠”、”プレ更年期/更年期”、”経口避妊”、”ホルモン補充療法”などが考えられる。
日本の20代〜40代の女性に多く片頭痛の症状が見られるのは、この時期は妊娠・出産・更年期に差し掛かっていること、また仕事や育児、そして介護などのライフスタイルが猛スピードで変化し、たくさんのストレスにさらされやすくなることを考慮するべきかもしれない。
参考: Migraine and estrogen
『グリーンライトセラピー』って何？
片頭痛を緩和するのに有効といくつかの研究で示唆されているのが、緑色のライトを利用した『グリーンライトセラピー』。
けれど、片頭痛持ちの人の中には「光!?」と思った方もいるかもしれない。なぜなら片頭痛持ちの人は、重度の光過敏症または光恐怖症を伴うことが多いから。中には、暗い部屋で片頭痛発作を乗り切る人もいるくらい。
ここでポイントとなるのが、光の色が”緑色”ということ。
すべての光は、目の奥の網膜と脳の大脳皮質領域で電気信号を発生させる。
赤と青の光は最大の信号を発生させるけれど、緑色の光は最小の信号を生成するそう。これが、光恐怖症の人に優しい理由と考えれるそう。
アリゾナ大学保健科学部の2020年の研究によると、片頭痛に悩む人がグリーンライトセラピーによって頭痛の頻度や強度を減らし、患者の生活の質を向上させる可能性があることが分かった。
グリーンライトセラピーは家でできる？
このグリーンライトセラピーは、片頭痛の発作が起きているときに効果を発揮する可能性が高いとも言われている。
もしがあなた片頭痛に悩まされているのであれば試してみる価値があるかもしれない。
海外では、片頭痛持ちの人のための ライトランプ、電球、ライトストリップが購入できる。
お部屋の高い位置にグリーンライトランプを置いて、お部屋全体が緑色になるようにしてみて！
またもし、よく仕事中に片頭痛に襲われると言うのであれば仕事デスクのパソコンの横にライトを置くのも◎ ブルーライトが片頭痛を悪化させる可能性もあるので、ブルーライトカットメガネをつけるのをお忘れなく。
グリーンライトセラピーはまだまだ研究段階なのでこれから先の研究に期待を持ちつつ、これが根本的な解決策ではないことも覚えておこう。
グリーンライトセラピーを取り入れつつ、あなたの片頭痛の原因は何なのかを知りどう対処するかも考えよう。
