いろいろな意味で健康にいいセックスは、幸福感を増幅させて、パートナーとの絆を深めてくれるだけでなく、あわよくば有酸素運動にもなってしまう。そしてなにより……すごく楽しい。
でも、世の中には、セックスやセルフプレジャーの健康効果を一段と高める方法があるという。
ポルノで性生活を盛り上げるための知識を女性向けポルノサイト『FROLICME』の創設者でセックスエキスパートのアナ・リチャーズが教えてくれた。イギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。
「オーディオポルノ」の時代到来
オーディオポルノの流行は2023年も続きそう。エロチックなセックス満載のオーディオポルノは、私たちの性欲を手軽に満たしてくれる。実際にセックスを楽しむ人のエッチな声が耳に響くと強烈に興奮するし、間違いなく“その気”になれる。
自分のセクシュアリティを認識する女性が増えるにつれて、安全な方法で自分のセクシュアリティを探究したがる女性も増えてきた。女性のマスタベーションやセックスに関するスティグマやタブーを取り除くフェミニスト的なポルノ人気の高まりを受け、今年は女性によって作られたポルノサイトが大きな注目を浴びるはず。こうした記事が書かれているのも、セックスに対する女性の関心が強くなっている証拠。
パートナーとポルノ鑑賞をしたいなら
ポルノは私たちのアイディアや空想を広げてくれる。パートナーに自分の願望を伝える上でもポルノは非常に役に立つ。ポルノのおかげでマンネリが解消したり、斬新なプレイにトライしようという気持ちになれることもある。でも、ポルノには昔から悪いイメージがあるせいか、使うとなると気後れする女性が多い。有名なポルノサイトのほとんどは男性向けに作られているので、女性が女性のために作った『FORLICME』のようなポルノサイトは、無理なく安全に自分の性を探究したいと考えている女性にとってうれしい存在。
そうは言っても、パートナーとポルノを観るのは、話し合いを通じて、お互いの欲望やニーズが分かり合えるようになってから。
そのステップを踏まずに突然3PやBDSMの動画を観せるのは無理がある。
パートナーと一緒にポルノ鑑賞がしたい理由と、それが性の探究に及ぼすであろうプラスの作用を明確にしておこう。そうすれば、パートナーと観る動画の種類も決めやすい。
ポルノ動画を観る前に、お互いの興味を探る時間も設けよう。見たくないものを話し合うのは、見たいものを話し合うのと同じくらい大切なこと。見たくないものを目にすると盛り上がるはずの気分が逆に萎えてしまうので、お互いが安心して楽しめる範囲を感覚的につかんでおこう。
動画を観るときは野心的になりすぎず、経験を通して自分の好みを明確にしていこう。まずは目的がハッキリしている独立系ポルノサイトから入るといい。女性とカップルがエロチシズムの探究を通して性的な自信と快感を得るために作られた『FORLICME』は、この点ピッタリ。
カップルは前戯にフォーカス
いつもと違うことをしてみると異常に盛り上がることもあるので、「挿入してこそセックス」と考える必要はない。
たまには前戯に時間をかけて、パートナーを悦ばせることに集中しよう。前戯はセックスに向けて体を慣らすという意味で非常に重要。前戯をすればパートナーの興奮が目に見えるだけでなく、雰囲気も盛り上がる。
前戯の定義は意外と広く、こんなものも含まれる：
- Hなことを考えているというメッセージで、昼間からパートナーを誘惑する。
- 官能小説を一緒に読む。
- 官能的なマッサージで、性感帯はもとより全身をくまなくケアする。
- 新しいセックストイを買いに行く。
マスタベーションをもっと楽しむ4つの方法
1つ目はパートナーと一緒にすること。パートナーが気持ちいいと思う部位や触り方を手っ取り早く理解するにはコレが一番。共同マスタベーションでパートナーを興奮させることが実証されたテクニックなら、自信を持ってセックスに取り入れられる。見られていると余計興奮するのも事実。
ひとりのときは、マスタベーションのポルノ動画で新しいテクニックを身に付けて。『FORLICME』には男性と女性のマスタベーション動画が満載。ホットなのはもちろんのこと、自分の体を悦ばせる方法が学べるのも動画の利点。
パートナーに触れられたときの感覚や反応を解説しながら、マスタベーションの動画を撮るのも面白い。パートナーが見ることを想像するだけでムラムラするし、その動画を受け取ったパートナーは心臓が飛び出るほど興奮すること間違いなし。
パートナーにトイを使ってもらいながらのマスタベーションも最高にドキドキする。「こうしてほしい」とか「ここに当ててほしい」という望みを伝えれば、パートナーがマスタベーションの一部になる。オーガズムの瞬間を見られるというのも究極の興奮材料。
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※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Emma Gritt Translation: Ai Igamoto
Emma Gritt is the Multiplatform Director of Women's Health UK.
I am passionate about all things "woo", beauty gadgets and treatments; cooking; travel; spa visits; gardening; lusting over homeware; animals and nature. I'm also a huge bookworm, and always have at least two books on the go!
When I'm not working, I enjoy playing tennis, swimming, cycling, pilates, and looking for new treasures to sell in my antiques cabinet.
Prior to joining WH in 2022, I worked as a digital journalist and senior editor at national newspapers, radio stations and at international content agencies.
ウィメンズヘルス立ち上げ直後から翻訳者として活動。スキューバダイビングインストラクターの資格を持ち、「旅は人生」をモットーに今日も世界を飛び回る。最近は折りたたみ式ヨガマットが手放せない。現在アラビア語を勉強中。
