アースデーとは、ひとりひとりが地球の環境について考える日のことです。私たちが住んでいるかけがえのない地球に思いを馳せる、祈りの瞑想を紹介します。

この地球は46億年前に誕生したといわれています。生まれたての地球は燃えるように熱く、生命はいませんでした。そこから水が生まれ、大地ができ植物たちが誕生しました。植物に育まれて動物が生まれ、地球はバランスを保ちながら命を循環させてきました。私たち人間は他の動物たちとともに、この地球に暮らす生命です。

しかし人間は目に見える物質的な豊かさを追い求め、地球への敬意を忘れたかのような振るまい繰り返してきました。循環ではなく、分断することが増えバランスを欠いてしまいました。地球の営みは命の循環であり、目に見えないこの奇跡のような豊かさが幾重にも重なって私たちの中に息づいています。

自分の内に地球を感じ、地球に祈りを送りましょう。


地球を感じ祈りを送る瞑想
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sarayut Thaneerat//Getty Images

おすすめの場所:公園やビーチなど大地や海に触れられる場所、または静かな部屋など


実践方法:

1.まず呼吸を整えます

      2. やさしく大地に触れます

      リラックスした姿勢、寝ていても座っていても構いません。

      目を軽く閉じ深呼吸をします

      3. まずは自分が座っている姿を思い浮かべます

      (ビーチや公園、家であれば部屋などを思い浮かべる)

      4. 次に自分が座っている場所を頭上から鳥が見ているような視点で思い浮かべます(半径30mくらいを見渡す)

      5. 少しずつ視点を上げて遠ざかっていきましょう

      自分がいま座っている街を思い浮かべます(半径1kmくらい)

      6. 次に街が含まれている市区町村など広いエリアを思い浮かべます

      7. 次に自分が住んでいる県などもっと広い範囲を思い浮かべます

      8. さらに視点を高くし自分が座っている国を思い浮かべます

      9. 次にお隣の国が見えるくらい視点を高くしていきます

      10. 最後に地球全体が見えるくらい俯瞰した視点を思い浮かべます

      大地と海と空がとても美しい丸い地球を思い浮かべます

      11.地球を眺めながら、今度は自分へ近づいていきましょう

      国、県、街、そして今座っている場所まで視点を落としていきます

      12. この瞑想を通して見た地球の豊かさは、全て自分の心の内にも存在していることをじっくりと味わいましょう

      13. ゆっくりと目を開けます

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      地球を感じる瞑想は子どもから大人まで楽しめるとても穏やかな瞑想です。衛生写真や技術進歩のおかげで地球を外側から見られるようになってまだ数十年しかたっていませんが、多くの人は地球全体の様子をイメージできたかと思います。この技術革新はとても大きな変化を、私たちの心の与えてくれました。

      風の時代を迎え、私たちは想像力と智慧、そして思いやりを地球のために発揮していく時代を迎えました。ひとりひとりの内に46億年の地球の歴史が刻まれていることを、いつもマインドフルに感じていたいですね!

      毎日がアースデー!

      Headshot of 佐々木依里
      佐々木依里
      瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル

       瞑想家、マインドフルネス指導者、環境活動家、モデル
      11歳から瞑想と環境活動に興味をもち独学やお寺で瞑想を始める。現在は瞑想会の開催やマインドフルネスの指導者として活動。
      また環境省森里川海アンバサダーとして環境活動家としてプラスチック問題に取り組む。
      心の平和=地球の平和を目指しインスタグラムで精力的に瞑想配信中。
      インスタグラム:www.instagram.com/erisasakimeditationjourney/