何度も言ってきたことをもう一度言うけれど、万人に合うダイエットは存在しない。その証拠がアン・ハサウェイ。10年ほど前、女優のアンはプラントベースの食生活のイメージキャラクター的存在だった。映画の役作り(『ル・ミゼラブル』『ダークナイト・ライジング』など)の減量が成功したのは食生活のおかげだと言い切っていたし、2012年の結婚式では完全にヴィーガンのごちそうでゲストたちをもてなした。でも、そのわずか数年後、俳優マット・デイモンを含む会食で全てが変わった。今回はオーストラリア版、アンがヴィーガンをやめたあとに起きた変化についてご紹介。

マットとアンは、アイスランドのミシュランレストランで食卓を囲んでいた。「出してくれた物は何でも食べる」とシェフに伝えたマットの前で、アンはできるだけ無理な要求をしないよう努力していた。

「その日は女性が私だけで、しかもヴィーガン。周りのみんなは流れに身を任せている」と『Tatler』とのインタビューで語った彼女。「だから(少し照れたような声で)『その魚は地元産?』と尋ねたら、『外のフィヨルドは見たか?』と言われたわ」
そこで彼女はサーモンをひと口食べた。その直後「脳内でコンピューターが再起動しているような感じがした」そう。

2児の母であるアンは以前にも、ヴィーガンという食事制限が体に与えた悪影響を打ち明けたことがある。重さ18kgの宇宙服を毎日着ていた映画『インターステラー』の撮影中は、それを特に感じたそう。

『Harper's Bazaar』に対しては「とにかく良い気分でも、ヘルシーな気分でも、パワフルな気分でもなかった」と語り、サーモン事件のあとからは「体調が良くなった」ことを明かした。
現在38歳のアンは、魚と鶏肉たっぷりのパレオダイエットに徹しているそう。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。