普段、あまり動かすことのない体の部位や筋肉までバランスよく動かすことができるラジオ体操。子どもの頃、夏休みに参加していた、という人も多いのでは？ 今回はエディターAOIが1カ月間、家の近所で行われているラジオ体操に参加してみて起こった変化をリポート。
ラジオ体操とは？
ラジオ体操は、骨や関節、筋肉をまんべんなく動かすことができる全身運動。 起床後のストレッチやスポーツ前のウォーミングアップにも有効。難しい動きもないので、老若男女問わず誰でも行うことができる。
ラジオ体操はダイエットに効果的？
ラジオ体操は、第1、第2がそれぞれ3分。 そのカロリー消費量は約22.8kcalで、早歩きのウォーキング6分間とほぼ同じ消費カロリーだそう※。 直接的にダイエット効果があるとは言い難いが、全身を動かすことで血行がよくなり、代謝アップにつながる。
※参照：効果的なラジオ体操の普及について
ラジオ体操はどこで参加できる？
NHKで放送されているもの、もしくは地域の公園や会館で実施されているものがある。オフラインで参加したい！ という人は、全国のラジオ体操実施会場の一覧より場所を探してみて。
エディターAOIが1カ月ラジオ体操に参加してみて起こった変化
「6月の頭から、家の真横の公園のラジオ体操コミュニティに参加しています。私が参加している場所では毎朝7:30から、土日祝日関係なく行われていて（雨の日はお休み）、誰でも参加することが可能。年会費の1000円を払えばスタンプカードをもらえるので、毎日出席しようというモチベーションにも繋がります」
①毎朝のルーティンに変化が起きる
「以前は出社に間に合うように起きればいいと9時台に起きていました。ラジオ体操に参加するようになってからは7時過ぎに目が覚め、体操が終わったあとはゆっくり朝食を取り、一仕事や家事をしてから出社するというルーティンが定着。朝、時間に余裕を持って動くことで、一日の心の持ち方が大きく変わることを実感しています」
②手軽に運動不足が解消できる
「冒頭でもお伝えしたように、ラジオ体操って日常生活では動かさないような部位や筋肉を動かすんです。時間はラジオ体操第1・第2合わせてたったの6分だけど、全身を大きく使うので意外と疲れるし、はじめの2～3日はしっかり筋肉痛が残りました。ジムやランニングは準備に時間がかかるので、ついつい腰が重くなってしまうけど、私の場合は起きたてのスッピン＆部屋着のまま向かうのでとにかく楽チン。時間の短さと、手軽さが継続の秘訣だと感じています」
③友人とのキャッチアップの場になる
「私がラジオ体操をしている様子をインスタグラムで見て、『私も参加したい！』と遊びにきてくれた友人が何人かいました。体操後は、一緒にコーヒーを買いに行ったり、朝食を食べたり。体操きっかけで久々にキャッチアップできた友人もいます。私が参加するコミュニティは年配の方が多いので、『沢山の若い子たちと触れ合えて嬉しい』とみなさんに言ってもらえてこちらが幸せな気持ちになります」
④大切なコミュニティができる
「ラジオ体操で得た一番大きなものは間違いなくこちら。参加されているのはほとんどがオーバー70歳の高齢の方ですが、みなさん体操のおかげもあってか元気いっぱい。みなさん名前を覚えてくれて、体操後は毎日お話をしてくれるし、たくさんのワンちゃんとも触れ合えるし......それが何よりの癒やしとなっています。普段中々触れ合わないような年代の人たちと関われるのはとても貴重なこと。私が一人暮らしなことを心配して、食材を分けてくれたり、山梨県まで桃狩りに連れていってくれたおじいちゃんもいます（笑）。一人暮らしを心配していた両親も、『そんな温かいコミュニティに所属できていて安心！』と喜んでくれました」
最後に
「一人暮らしして半年経ちますが、まさか家の真横で毎朝繰り広げられているイベントに参加して、こんなに素敵なモノを手に入れられるとは思っていませんでした。運動不足の解消はもちろんのこと、地域の人たちとのつながりはこれからも大切にしていきたいし、私の生活に必要不可欠なものとなりました。1カ月間の継続を目標にしていたけれど、もちろんこれからも続ける予定です。みなさんの近所で行われていたら、ぜひ参加してみることをオススメします！」
アシスタントエディターとして、主にSNS周りを担当。ウィメンズヘルスを一緒に作るコミュニティー、Fit Girlsのコミュニティリーダーも担う。セレブ・ファッション・フードなどのカテゴリーの中で、トレンドを日々リサーチし、投稿や記事へとつなげる。特技は20年続けた硬式テニス、最近はランニングとボクシングにも夢中。座右の銘は“一日一幸”♡
