「習慣化したい」と始めたランニングだが、なかなかルーティンにできないエディターRUNA。なぜなら、いつも走るコースに飽きを感じ、走るのが億劫になっていたから。そんなとき、ラン好きの友人が“ランニングを飽きずに楽しめる方法”を教えてくれた。それは、“GPS”を活用してアートを作るランニング。今回はそのGPSアートランニングに、エディターRUNAがチャレンジ。その魅力や方法について解説する。
GPSアートとは?
GPSアートとは、自分の現在地をマップ上に表示・記録できる機能を使用して、地図上に絵や文字を完成させるというもの。事前に描きたいイラストや文字などをイメージし、スマホなどのGPS機能が搭載されたデバイスを用いてアートを作る。車や飛行機、船などを使って大きな作品を作ることも多いが、ランニングやウォーキングでも画を作ることができるため、ワークアウトの楽しみ方の一つしても活用されている。
最近では、世界中のランナーたちが、「#gpsartrun」や「#gpsart」などのハッシュタグと一緒に作品をSNSでアップしていることが話題を呼んでいる。なかには、キャラクターや漢字など、難易度の高いアートを載せている人もいるので、見ているだけでも楽しめる。
(下記インスタグラム投稿の2ページ目に、GPSアート参考画像あり。)
GPSアートランのメリット3
1.長距離を走れる
絵を完成させるためには、最低4kmくらいは走らなくてはならない。なんとか完成させたいという思いになるため、長距離でも楽しみながら走ることができる。もしランニング中に疲れたら、ウォーキングに変えてみよう。自分のペースで無理なく体を動かせることも、GPSアートランの魅力。
2.自信がつき前向きになる
アートを完成させたいという目標で運動をするため、最後まで諦めず、継続して走ることができる。達成感だけでなく、走りきったことで自信もつく。また、大きな絵ほど走る距離は長くなるため、汗がいっぱい流れて気分がスッキリし、前向きになれる。
3.観光ができる
完成させたい作品によっては、普段通らない道を走ることもある。そのため、知らないお店を発見したり、自然に触れたりできるのでとても充実した1日に。
GPSアートの作り方
・コース・距離・アートを決める
まずは、一筆描きできる絵を考えよう。スマホのマップを見ながら走ることになるため、安全に走ることができる場所を選ぼう。初めてのときは、簡単な絵を描ける場所や、ランニング慣れしている場所がおすすめ。慣れてきたら、複雑なアートにチャレンジしてみて!
・おすすめのアートの作り方
Google map
まずは、Googleアカウントのプライバシー設定にある「訪れた場所」を有効にして。自分が移動した履歴が分かるGoogle mapの「Your timeline」という機能を使用しよう。そうすることで、過去のルートを地図上で確認可能。履歴を確認すると、線で軌跡が残っている。
おすすめのアート: ハートや星などのマーク、都道府県のシルエット、文字
SNSに投稿されているGPSアートを参考にしてみて!
GPSアートランの走り方マップを見て走るときは、数メートル先を暗記。
「あの看板まで行ったら、曲がる」など、ルートをある程度把握して走ると、立ち止まることなくスムーズにランニングできる。
スマホ画面が小さく走りにくいと感じる場合は、マップを印刷するのがいいかも。
3つの注意点
1.マップを見ているとき、人や自転車と衝突してしまう恐れがあるため、歩道が狭い場所や人混みは避けて。
2.怪我の原因になるため、走りスマホはしないように。
3.自治体の交通ルールや信号は、しっかり守ろう。
もしコースが分からなくなったら、必ず一度立ち止まって確認して。
まとめ
エディターRUNAがなかなか走る気持ちにならなかったのは、ランニングに対して「辛さ」や「飽き」を感じていたから。しかし今回、GPSアートランに挑戦し、夢中な気持ちで走ることができた。
GPSがうまく反応せず、描きたいアートにならないときもある。しかしそれが、思いもよらない面白い作品になることもある。
ランニングに対して”辛い”や”トレーニングがマンネリ化している”と感じているなら、まずGPSアートを楽しみながら体を動かしてみて。気づいたら笑顔で長距離を走っているはず。運動を通して体と心を健やかに保ち、完成したアートで感性を磨いて、ストレスに負けないハッピーな人生を送ろう。
主にSNS周りを担当。オーガニック・ヘルシーフード・K-POPなどのリサーチ力が持ち味。オーガニックワイン、ヴィーガンフードなどのキーワードから、土壌を始めとする環境問題などにも興味を持ち、記事へとつなげている。 2022年までウィメンズヘルス編集部に在籍。