ホルモンバランスが崩れる
セダークイスト博士によれば、40歳前後になると生殖機能が店じまいの準備に入り、エストロゲン、プロゲステロン、(またしても)ヒト成長ホルモンの分泌量が低下して、悲しいことに代謝も下がる。そのため、40代で体重をキープするには、カロリーの摂取量を意識的に減らす必要がある。デルブリッジが言うように、ワークアウトをしている人は1日150kcalほど減らすだけでいいかもしれないけれど、1日の大半を座って過ごしている人は、たぶんもっと減らさないとスリムな体を維持できない。
筋肉づくりが絶対不可欠
どの年代にも言えることではあるけれど、40歳近くになると筋肉量が自然と減り始める“サルコペニア”という現象が起こる。筋肉量と代謝率の低下を防ぐには、冗談抜きで筋トレをするしかない。米ハーバード大学公共衛生学部の研究結果も、有酸素運動ばかりしている人に比べて、ウエイトリフティングをしている人は年を取っても腹部脂肪がつきにくいことを示している。オクナー博士の話では、他のエクササイズでもカロリーは燃えるけれど、筋トレをすればワークアウト後の代謝率が最大限に高くなる。タンパク質(1日約100~120g)を摂取して筋トレ効果を高めることも忘れずに。「20~30代で座りがちな生活を送っていた人が40代で運動を始め食生活を変えると、若い頃より代謝率が高くなることもありますよ」
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※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: K. Aleisha Fetters Translation: Ai Igamoto