セルフィーに夢中のミレニアル世代なら、完璧な写真を撮るためのポイントをおさえているはず。それは、かわいく映るアングルを知っておくこと。そのために役立つ、研究結果についてオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。
脳医学専門誌『Experimental Brain Research』に掲載された論文によると、一般的に顔の左側は右側よりも見た目がいいそう。この研究では、左右から撮影した男女の顔写真が被験者に見せられた。すると被験者の瞳孔が、右側よりも左側から撮った写真を見たときに大きく拡張した。これは、その人の顔の左側により惹かれていることを示す確実なサインのよう。
右脳は、感情表現だけでなく体の左側の筋肉もコントロールする。つまり、左の頬はどんなときも、あなたの感情を正確に映し出すということ。そして、潜在意識のレベルで人間は顔の左側に惹かれる。だからこそ歴史上の芸術家(モナ・リザなど)は、自分の顔の左側を自画像にしたのかもしれない。実際これは、“左側バイアス” という呼び名まである非常に一般的な現象。
「私たちの研究結果は、複数のコンセプトを裏付けています」と同論文の筆者はつづる。「例えば、感情をつかさどるのが主に右脳であること、感情表現の際には、右脳が顔の左側をコントロールしていることなどです」
これから写真に映る時には、顔の左側を見せてみては?
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。