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最高の食べ物とはカロリーよりも品質! 本物の食べ物を選択する方法

食べ物との関係を見直そう!

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a man petting a cow

「『食べ物の話』となると体にいいか、悪いか、痩せるか、太るか、という指標で見られることが多くあります。しかし食べ物はそれ以上の存在です。スーパーに並んでいる食べ物がどこから来たのか、何が入っているのかを知ることは、体の維持、健康のためにより良い選択ができるようになるからです」とヘルスコーチのAYUMIさん。今回は、最良の食べ物を選択する方法について教えてもらった。

(「」内、AYUMIさん)

本物の食べ物がわからなくなっている

variety fresh of organic fruits and vegetables and healthy vegan meal ingredients in reusable eco cotton bags on beige background  zero waste shopping concept healthy food, clean eating, eco friendly, no plastic flat lay, top view
Tanja Ivanova//Getty Images

「ひと昔前はスーパーもコンビニもなく、ほとんどの食材を地元の精肉店、魚屋、豆腐屋など、商店街で購入したり、自分たちで野菜を作ったり交換し合っていました。全ての食べ物がどこから来ているのか、どのように作られているのかを把握していました。スーパー、コンビニで簡単に何でも手に入る今の時代、本物の食べ物と、工場で作られた食べ物が混在し、混乱を引き起こしています。多くの方が自分が食べている野菜がどのように栽培され、収穫されているのか、その生産体制が地球の生態系にどのような影響を与えるのか、どのような影響が体にあるのかを知りません。

私は、田舎で生まれ、祖父の趣味だった小さな畑で遊びながら育ちました。土を耕し、雑草をとり、うねを作り、季節ごとに種を植えて苗にしてから畑に戻し、支柱を立てたりという野菜を作るための一連の作業を手伝いながら育ったため、一つの野菜ができるまでにどれほどの労力が必要かを知っています。

毎日の食卓ではその日に採れた野菜を食べながら “今年は雨が少なかったから出来が良かった、土の栄養があったから甘い”など家族で一つ一つを味わい、感想を言いながら食べていたことを思いだします。遺伝子組み換えで甘くされた野菜ではなく、その野菜本来の甘み、大地を感じて、家族と会話しながら食べることで栄養も心も満たされていました。

食べ物がどこから来たのかを知ると、食べ物との関係が改善されます。スーパーやコンビニで販売されているものは、生産者と消費者の距離が遠いため、お互いにつながりがありません。しかし、食べ物がどのように栽培され、どのように育てられたのか、どのように収穫され、加工されたのかを知ると、あなたと食べ物とのつながりが深まり、食べ物に対する感謝が生まれていきます。

食べ物をただ痩せるため、健康のために使うのではなく、感謝することで一つ一つの食べ物を大切にしようとする行動になり、落ち着いて食べることが出来るようになるので、食べ物との関係も改善されていきます」

家から近い場所で購入する理由

a hand holding a white plate in front of a bush with purple berries

「私が祖父の畑で採れたイチゴをそのまま口に入れていたように、可能な限り、消費者と生産者が近い関係がベストです」

地元の食材を購入するべき3つの理由はこちら。

①より多くの栄養素が含まれている
地元の食品は生産場所から食卓までの輸送時間が短いため、失われる栄養素が少なくなります。遠く離れた国から輸入された食品は、収穫、洗浄、出荷、流通の際、品質を長持ちさせるため、安全性の問題がある可能性があります」

②風味豊かで、旬を食べることができる
「地元で栽培されている場合、作物はおいしいピーク時に収穫され店頭に並びます。輸入された作物は流通のため、通常よりも早めに収穫され、鮮度と風味が落ちます」

③地球と地元に貢献し、食システムがより良くなる
「地元の食べ物を購入することは、地元の農業、加工、流通の仕事を助けることになるので、地元経済に貢献できます。そしてそのような消費者の傾向を知ると、店舗は地元のものを取り扱うようになり、食と地域のシステムが循環します。また輸送にかかる温室効果ガスの削減になります」

質の高い食べ物を手に入れる方法

a person in a red coat holding a planter with a plant in it

・地元の野菜を探してみましょう
スーパーで “朝どれ” と書いてある食べ物があれば購入してみる、どこで採れたものか産地を見て確認してください。葉がみずみずしく感じたり、直感で“おいしそう”と感じる野菜や果物を手にとって匂いを嗅いだりし、風味豊かな栄養素の高い野菜を手に入れてください。

・ 自分で育ててみましょう!
小さなベランダでも、部屋の中でも、観葉植物の一つとして野菜を育ててみましょう! まずはトマト、ピーマン、ハーブ類、葉野菜類がオススメ。キッチンの一角でも育てられるものもあります。観葉植物のような気軽な気持ちではじめてみて。

・ ファーマーズマーケットに行きましょう
実際の生産者の方と交流しながら食べ物を購入することができます。どのような想いで作られたのか、栽培方法などを知ることもできます。誰が育てたのかがわかれば、その食べ物についてより感謝の気持ちを持って口にすることができるでしょう。

私はよく食べる野菜やハーブ類を育てています。最初はうまくできなかったり、枯らしてしまうこともありましたが、そこから学びました。このようにどうすれば食べられるまで成長するか、自分の経験を通して知ることが食べ物との関係を改善し、より良い選択ができる方法です。食べ物を、ただダイエットのため、健康のため、として口にする以上の選択をできるようになりましょう。

Headshot of AYUMI
AYUMI
米国認定ホリスティックコーチ

NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。プログラム後は「人生が変わった」「食の悩みがなくなった」「パートナーや周囲との関係が良くなった」との声も。センスあふれるSNSにファンも多い。■スクール「MISS FITホリスティックスクール」■Instagram @ayumi_missfit 

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