ヴィーガンの栄養士が食べている典型的な1日の食事&おやつは?
もちろん、たっぷりタンパク質を摂っている!
「食事に楽しみを持たせること」を一番に大事にしてきたと話すのは、ヴィーガンである栄養士、ライアン・ガイガー。「栄養学を楽しいものにしようといった哲学を持っています。科学的な内容なので、退屈になりがちですから」
しかし、ヴィーガンになり、栄養のプロになる前は、健康でいるための食生活ができていなかったと認めるライアン。「最も体に悪い食生活をしていました。フライドチキンやファーストフード、ソフトドリンク、加工食品、デザート、こんなものばかり毎日食べていたんです」
今回はアメリカ版ウィメンズヘルスより、ヴィーガンにおすすめの食事をご紹介。
ライアンは、栄養学を学んでいた大学3年生の頃、ハッとするような重大な気づきを得て以来、自分の食習慣としっかり向き合い始めた。
「全てにおいてつじつまが合ったという感じでした」。それからは動物性食品を食生活から排除し、今までで一番ヘルシーな自分になれたそう。この経験は、クライアントにも同じように指導するうえで非常に役に立っている。
「私は、動物を傷つけないという思想に共鳴しました」とライアン。それに、もとから豆類やレンズ豆が大好きだったとか。
それから5年後、多忙な栄養士として9時から5時まで会社で勤務しながら、自分のビジネスを両立し始めたからこそ、さらにシンプルでおいしい食事を摂ることが不可欠となった。だけど、心配する要素は何もない。彼女にとって、十分にタンパク質を摂取することは、難しいことでも何でもないから。
毎日最高の気分でい続けるために、ヴィーガンの栄養士は1日にどんな食事をしているの? ライアンの1日の食事例はこちら!
朝食
成長を続ける複数のキャリアを掛け持つライアンにとって、朝の時間は大忙し。特に忙しいときは、パパッとスムージーを作っている。「いつも決まってグリーンスムージーを飲んでいます。マンゴーなど色鮮やかなフルーツも入れて。ケールとほうれん草、アーモンドミルクに、チアシードやプロテインパウダーを入れるときもあります」
少し時間に余裕のある朝は、豆腐のスクランブルを作っている。「豆腐スクランブルも私の定番メニューです。理由は単に好きだから。豆腐は、いろんな料理に使えて便利ですよね。トルティーヤの具材にも、アボカドトーストにも加えています」とライアン。豆腐スクランブルには、ターメリックやニュートリショナルイーストに、パプリカ、ガーリックパウダー、オニオンパウダーなどのスパイスを加えている。
朝の飲み物に関しては、ライアンにとってカフェインは必要ない。
「コーヒーは飲むけれど、普段はデカフェを選んでいます。アーモンドミルクを入れたバニララテがお気に入りです!」とライアン。
午前中のスナック
忙しい日はかなり忙しいので、栄養バーを食べてエネルギーを高く保つようにする。
「砂糖があまり含まれていないものを選びます。個人的に好きなのは、オーゲインバー。タンパク質が豊富で本当においしくて、しかも溶けないのがいいですね」
もしくは、ドライフルーツを持ち歩いている。
昼食
ライアンの昼食は日によって変わる。
「家にいるときは、昨日の夜ご飯の残りを温めて食べます。そうでない日は、近くのカフェでサラダを買っています。私の好きなサラダは、豆腐とコーン、ブラックビーンズ、トルティーヤストリップ、アボカドが入った緑野菜のミックスサラダで、バルサミコ酢がベースのドレッシングをかけて食べています」
飲み物は、基本的に水。
「水しか飲みません。フレーバーの付いたゼロカロリーの水を試してみては、ローテーションして飲んでいます」とライアン。
午後のスナック
たまには、昼食と夕食の間にポップコーンを作ることも。「再利用可能なシリコンポップコーンメーカーを持っているので、ニュートリショナルイーストとハーブ、塩、そしてオリーブオイルを少し入れて作ります」
出先では、ピーナッツバターとシナモンを振りかけたリンゴか、ピーナッツバターを塗ったデーツを食べている。
「ピーナッツバターは、原材料がピーナッツのみで作られているものを選ぶようにしています。私のお気に入りは、Crazy Richard’sのピーナッツバターです」
夕食
ヘルシーな夕食も楽しく食べるために、ライアンは長年新しいレシピに挑戦している。ライアン自身もいくつかの州に住んだことがあり、オンラインでクラウドソーシングを行ったので、目新しい料理を見つけるのは驚くほど容易だった。
ライアンのおすすめは、ジョージア州で生まれたブランズウィックシチュー。
「基本的に、多くの材料を入れて煮込んだものです。パントリーにある食材で構いません。細かく刻んだお肉がベースのシチューですが、代わりにひよこ豆とパラミツ(ジャックフルーツ)を使いました。とてもおいしいですよ!」
デザート
デザートを食べる時間も1日の中で大好きな時間なので、我慢はしない。「チョコレートチップクッキーが大好きなんです。これが私の好きな食べ物です!」とライアン。実際のところ、チョコレートなら何でもいいそう。
「好きな食べ物も好きなデザートも食べていいのだということを、私のクライアントや患者さんにいつも力強く伝えています。だからこそ、食事を楽しむことができますよね。大切なのは、ヘルシーなバランスを自分で見つけることです」とライアン。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: JENNIFER NIED Translation : Yukie Kawabata
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