朝のおやつに、昼間のおやつに、食後のおやつにと、何かと便利なのがシリアル。「シリアルは、作る手間もなく、持ち運びやすいので手軽なおやつになります」と語るのは、糖尿病療養指導士のエリン・パリンスキー・ウェイド氏。
でも、ヴィーガンの人にとっては、シリアル選びも注意が必要。「ミルクプロテインなどの動物由来の成分や、ハチミツなどの甘味料が使用されているケースも多いでしょう」とパリンスキー・ウェイド氏。栄養強化されたシリアルは栄養素の摂取量を増やすのに最適ではあるものの、ビタミンD3のような特定の栄養素は羊由来の製品であるラノリンに由来している可能性もある。
では、ヴィーガンの人がシリアルを選ぶ時には、栄養学的にはどのようなことに気をつければいいのか。パリンスキー・ウェイド氏によるヴィーガン向けシリアル選びのポイントは以下の3つ。
●全粒粉を主原料としたシリアルを選ぶこと
●満腹感と腸内環境を整えるために、1食あたり2グラム以上の食物繊維が含まれている
●植物性のタンパク質や、フラックスシードオイルのような植物性の脂質が含まれている
「タンパク質や食物繊維が十分に含まれていない場合は、刻んだナッツや種子、フラックスシードなどをトッピングすることで、より充実した食事にすることができます」
ブランドによってはヴィーガンかどうかを明記していないものもあるので、成分表示を読んで、ホエイプロテインやハチミツなどの成分が含まれていないかどうかを確認するようにしよう。今回は、ヴィーガン食品が充実するアメリカで、栄養士がお勧めする6種類のヴィーガン向けシリアルをご紹介。
美味しいシリアルがデザートのように満足感を与えてくれることは周知の事実。パリンスキー・ウェイド氏によると、このヴィーガン・シリアルは、甘くて贅沢なシリアルを食べたいときに最適な選択肢。単独で食べるのはもちろん、ココナッツヨーグルトをかけて食べるのもおすすめ。
このシリアルは、動物をモチーフにした楽しいパッケージ、懐かしい味、そして食物繊維が豊富なので、家族みんなで楽しむことができる。さらに、オーガニックとグルテンフリーの認証を受けているので、グルテンフリー派にもうれしい。
シナモンとブルーベリーのフレーバーが朝から元気をチャージしてくれるシリアル。オメガ3が豊富なフラックスシードやオートブランと組み合わせることで、食物繊維や適度なタンパク質を摂取でき、ランチまでの時間を有効に使える。ザクザク食感で食べ応えも満足。
カロリーゼロのモンクフルーツ(羅漢果)と、血糖値を安定させる効果のあるエリスリトールを使用したラカントのグラノーラは、ケト・シリアルをヴィーガン向けにアレンジした逸品。ココナッツ、ヒマワリの種、アーモンドを使用しており、ナッツの風味がアクセント。
このシリアルは、そのままでも、スムージーボウルに振りかけても、1食あたり1日の推奨摂取量の65%(18g)の食物繊維が含まれているので、パリンスキー・ウェイド氏のお気に入り。「食欲増進と心臓の健康に役立つ食物繊維と全粒粉の摂取量を増やす方法として、私は何年も前からこのシリアルを推奨しています」。
いつものフレークに飽きた? それなら、全粒粉、ロールドオーツ、レーズン、アーモンド、クルミが入ったミューズリーがおすすめ。食物繊維とタンパク質が含まれているので、食べた後も満足感が持続。温めても冷たいままでも食べられるので、食事にもおやつにも使える万能なシリアル。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから日本でも購入可能な製品を抜粋して作られています。