真っ赤に輝くリンゴは皮ごと食べる人が多いけれど、毛羽立っている茶色の皮をつけたキウイはというと?  アメリカ版ウィメンズヘルスからその内容をご紹介。

「はい、キウイは皮ごと安全に食べることができますよ」と話すのは、『The MIND Diet』の著者で管理栄養士のマギー・ムーン。ほかの野菜や果物と同様に、まずはしっかり洗うことが原則だけど。

それにしても、ビックリ…。

そもそも、どうして皮ごと食べるべきなの?

キウイの皮には、さまざまな栄養素が豊富に含まれているから。皮を剥いたキウイと比較すると、「皮ごとキウイを食べた場合、食物繊維の摂取量が50%アップします」と、ムーン(食物繊維は、満腹感が得られ、ダイエットのサポート役になってくれるほか、自然に悪玉コレステロールを減らしてくれる)。

ムーンいわく、皮ごと食べられるキウイには、ある特定の先天障害を予防したり、ある種のがんや心臓病のリスクを低下するのに役立つとされる葉酸も含まれているそう。さらに、免疫力を高めて炎症と戦ってくれる抗酸化作用が強いビタミンEも摂取できるので、良好な健康を維持したり、肌を改善する効果まで得られるとか。

吐き気を伴わない食べ方って?

栄養上のメリットを得るには、キウイはリンゴのように皮ごと食べるのがおすすめ。スタンダードなグリーンキウイの皮は、少しザラザラした食感があり、大地が香るようなフレーバーだと、ムーンは説明している。

それでもやっぱり皮のザラザラした食感が苦手な人は、ゴールドキウイやイエローキウイを食べてみよう。ムーンが言うには、この種の皮は薄くてなめらかなので、断然食べやすいとのこと(ちなみにイエローキウイのビタミンCの含有量は、グリーンキウイの2倍)。

キウイの皮を食べるのに抵抗があり、少しずつ慣らしていきたいという人は、キウイを丸ごとブレンダーに入れて、朝のスムージーを作ってみるといい。「スムージーにすると、食べるのに勇気がいるようなフレーバーや食感のバランスを均一にしてくれます」と、ムーン。「作り方ですが、皮付きのキウイ、アーモンドミルク(1/2カップ)、グリークヨーグルト(1/2カップ)、種を抜いたデーツ、小さめの完熟バナナ1本を全てブレンダーに入れて、なめらかでクリーミーな食感になるまで撹拌するだけです」

そのほかにも、「キウイを小さく角切りにすると、一口あたりに食べる皮の面積が

少なくなります。それを、サラダドレッシングに10分ほど漬け込み、ミックスサラダにかけて食べる方法もあります」と、ムーン。

さらにキウイは、皮だけでなく、芯まで食べられるとのこと。「キウイの芯は、まろやかで最も甘みが強い部分です。食べていないのなら非常にもったいないですよ」

キウイの皮を食べると決めたなら、安心して食べてOK!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Isadora Baum Translation:Yukie Kawabata