脚の形について考えたことはありますか? 綺麗な脚になりたい! メリハリのある脚になりたい! と思っている方は多いはず。でも、『どんな脚になりたいか?』と質問をすると『太ももの間に隙間が欲しい』と言う方が多くいらっしゃいます。
本当にそれが美しい脚なのかな? と考えてみましょう。

もし太ももの間に隙間のあるようなただただ細いだけの脚だと、太ももから膝、そして足首まで真っ直ぐでメリハリのない棒のような脚になってしまいませんか? 細い太ももから続く膝下はもっと細くしなければ太ももとのバランスが取りづらくなってしまうことも。
ある一部分だけをフォーカスして見るのではなく、一歩引いてみて、全体像を見ながら行うのがボディーメークです。

ただ細いだけではメリハリは生まれません。
メリハリというのは、砂時計のように太いところと細いところがあるからこそ生まれるのです。お尻や太ももにはある程度の太さがあってOK!そこから膝にかけて細くなっていけば美しいメリハリが作り出せます。

体と同様に、脚もアッパーにポイントを作り、太くあるべきところは太く、そして膝などの細くあるべきところは細く締めていけば、美しい形になります。だからこそ、綺麗な体の形をつくるには、トレーニングのフォーム、効かせ方が重要なのです。

今回の脚トレで狙うのは、太腿の根元! そう!股関節周りを意識します。
前回ご紹介したスクワット
も同様に太ももの根元にフォーカスして、お尻に効かせられましたか? もし、膝周りやふくらはぎ、前ももばかりに筋肉痛がきてしまっていて、お尻側に筋肉痛がないのであれば、それは危険信号。フォームが正しくない可能性が大きいです。もう一度動画で確認していただき、鏡でもご自身のフォームを確認してみてください。カカトをトントントンも忘れずに。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【Body Design Method】和久井悦子が教える、メリハリ美脚の作り方
【Body Design Method】和久井悦子が教える、メリハリ美脚の作り方 thumnail
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足幅を広げたワイドスタンススクワットもノーマルスタンススクワットと同様に
・膝の皿の向きと足のつま先の中指が同じ方向を常に向いておくこと
・太ももの根元でしっかり耐えること
・膝がつま先よりも出ないこと
・姿勢は常にいい状態をキープする(腹筋・背筋の力も必要!)

上記の点を注意して行い、さらには
・腰を下ろした際には内腿の根元がしっかり伸び、効いていることを意識すること
・常に内腿で下ろして内腿で立つ意識を持つこと
が重要なポイント。

早く動作を繰り返すことよりも、『じっくりと同じ速度で繰り返して』練習してみてくださいね。『3秒かけてお尻を下ろし、3秒キープして、3秒かけて立ち上がる』ことでしっかり意識化できると思います。目標は20回3セット、辛くなってきても姿勢はキープして内腿を使って。
内腿(内転筋群)を鍛えることは綺麗な脚の形つくりに必要不可欠なだけでなく、スラリとした脚になり、立ち姿や歩く姿も美しくなります。一石二鳥以上の効果があるワイドスタンススクワット、トレーニングメニューに加えてくださいね!

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和久井悦子
モデル、ヨガインストラクター、食育指導士

 「ノンノ」専属モデルを経て、「VERY」など様々な雑誌やCMでモデルとして活躍。2009年に全米ヨガアライアンスを習得し、レストラティブヨガ、マタニティヨガなどの講師としても活動。エクササイズと食生活で総合的に美しくなるノウハウを伝えるワークショップを日本全国、シンガポールやマレーシアでも開講。 https://www.instagram.com/etsuko313/