綺麗なお尻は実は機能的!?

プリッと引き上がったヒップか、垂れたぺったんこなヒップ、どちらになりたいですか?

みなさんがとっても気にしているお尻。いつの頃からかペタンコなって、太ももとの境目がなくなってしまったり、横に広がってしまってパンツが似合わないお尻になってしまった。

無意識のうちにラインの出ないワイドパンツやゆったりスカート、お尻が隠れるような長いトップスばかりを選んでいませんか?

「本当はかっこよくスキニーパンツを履きたい!」「ラインの出るワンピースを臆せず着たい!」と少しでも思っているなら、お尻トレの始めどき。

どんなお尻になりたいかをよく考えることも大切なことです。まずは、鏡ごしでもいいのでご自分の後ろ姿の写真を撮ってみてください。ご家族に頼んで撮ってもらっても良いですね。できれば、レギンスのようなシルエットが分かるような服装になって、後ろ姿だけでなく横など、様々な角度から撮影してみてください。

第一回目でお伝えしたように、“現状を知ること”が始めの一歩。そこから理想のお尻の画像を検索してもいいので、目標を見つけてみましょう。

もし、あなたが今のご自身の姿にちょっとがっかりしたとしても悲観する必要はありません! これから変えることができるのですから。

お尻を鍛えると良い理由ですが、実はお尻には、上半身と下半身を繋いでいる大きな筋肉があります。そのため、お尻がプリッと鍛えられているということは、上半身をしっかりと引き上げられるということ。つまり、キレイな姿勢のためにも必要な筋肉であり、きれいなお尻はとても機能的ということなのです。

逆に言うと、ペタンコなお尻の人は、キレイな姿勢を保てないので猫背になり、体も不調になってしまう、ということにもなりかねません。

一生懸命スクワットをしているのにペタンコお尻の方は、違う部位に力が入ってしまっている可能性があります。一度、フォームと重さの確認をしてみてください。

お尻の脂肪の下に隠れている筋肉を作れば、誰でもきゅっとあがったお尻をゲットできます。

preview for 和久井悦子のBody Design Method お尻に効くスクワット

まず、スクワットを始める前に、くるぶしの下のかかとをトントンと叩いて、“ここに体重を乗せる!”と意識させることも有効です。つま先重心のスクワットは前ももや膝に体重が乗りやすく、予想外のところに筋肉がついてしまうことも。

意識をしっかりとももの付け根に置くことがお尻を鍛えるためには必須です。つま先はほんの少し外を向けておき、膝はつま先と同じ方向を向けます。

姿勢を正し、遠くの椅子に腰掛けるようにお尻を後ろに引きながら腰を下ろします。この時に膝はつま先より前に出ないように。お尻の筋肉がしっかり使われているかどうか、常に確認しながら行うことがとっても大切です。

自分の現状を知り、目標を決めて、狙いたいポイントを意識しながらトレーニングをする。それだけでも、トレーニングの効果は格段に上がるので、ぜひ試してみてください。

Headshot of 和久井悦子
和久井悦子
モデル、ヨガインストラクター、食育指導士

 「ノンノ」専属モデルを経て、「VERY」など様々な雑誌やCMでモデルとして活躍。2009年に全米ヨガアライアンスを習得し、レストラティブヨガ、マタニティヨガなどの講師としても活動。エクササイズと食生活で総合的に美しくなるノウハウを伝えるワークショップを日本全国、シンガポールやマレーシアでも開講。 https://www.instagram.com/etsuko313/