モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、ハーブティーをベースにした化粧水の作り方をご紹介します。
今月のテーマ「毛穴対策コスメ」でお送りする今週のレシピはハーブで毛穴引き締め化粧水のレシピを紹介したいと思います。
毛穴が引き締まるとお肌が引き締まって、引き締まったお肌は健康で若々しい印象を持ちませんか?
夏に向かって暑くなるこの時期は汗をかくためどうしても毛穴が広がり目立ちやすくなりますが、
日々のコツコツとしたスキンケアで引き締まった若々しい健康美肌を目指しましょう!
それでは早速レシピを確認していきます。
【材料&機材】 1本100ml 所要時間:15分 保存期間:冷暗所にて2週間
・ジャーマンカモミールハーブ……ティースプーン山盛り1杯程度
・アルムウォーター(原液)……10ml
・煮沸した精製水……90ml
お道具:消毒液、コットン、耐熱マグカップ、計量ビーカー、容器、計量器、ティーパック
【作り方】
1)全てのお道具を消毒した後、カモミールハーブをティーパックにいれます。
2)煮沸したお湯を準備し耐熱ビーカーにティーパックをいれ3分待ち、ハーブの浸出液を作ります。
3)先程とは別のビーカーにアルムウォーターを計量します。
4)ハーブの浸出液が冷めたら容器にアルムウォーターと浸出液をいれて完成です。
今回のレシピはハーブティーをベースにしたお肌引き締め化粧水になります。
ジャーマンカモミールのハーブはハーブの中でも香りが立つ方のハーブで、その香りは不安や緊張を取り除き心身をリラックスさせてくれます。
ハーブティーとして飲むことでストレスからくる胃腸のトラブルを改善し、別名「マザーハーブ(母の薬草)」とも呼ばれ月経痛や生理不順の緩和、冷え性、便秘など女性のお悩みを改善してくれる働きが期待できます。
そして化粧水として使うことで肌を整える働きがあり湿疹、肌荒れを改善し美白作用が期待できます。中でもストレスからくる肌荒れにとても効果的に働きます。
今回、毛穴を引き締めてくれる働きをするのがアルムウォーターです。
アルムウォーターはミョウバンを溶かした水のことです。
ミョウバンには毛穴を引き締める働きをすると共に、肌を弱酸性に保ちニキビや吹き出物の原因になる菌が繁殖しにくい状態へと肌を導いてくれます。
また、肌荒れを起こしてしまった肌に対しても炎症を沈める作用もあり、肌荒れを早く治してくれます。
なので、カモミールハーブと一緒に使うことで脂っぽくなりがちな肌を整え、毛穴を引き締めて雑菌が繁殖しにくい清潔で健やかな肌作りをサポートしてくれるんですね。
今回はハーブを化粧水用に抽出しましたがハーブティーを飲んだあとの出し殻でも十分です。
むしろハーブティーとして飲んで、その後の出し殻で化粧水まで作れたら身体の内と外からのビュティケアができて一石二鳥レシピですね。
是非カモミールティーを飲んだ際には出し殻を捨てないでこのレシピを試してみてくださいね。
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/