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オートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)とは

また、オートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)は、ファスティングダイエットの一種。5日間普段通りに食べて、残りの2日間は500~600カロリーにおさえる、という5:2ダイエットもきっと聞いたことあるのでは。このオートファジーダイエットは、16:8ダイエットとも呼ばれ、そのアレンジ版のようなもの。「今までの進化の過程では、規則的に食べるということはしていなかった」と説明するのは栄養士のペトロネラ・ラヴェンシーア。時間になったら食事をする、というのは比較的新しいことだそう。

オートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)のやり方

このダイエット方法は、おそらく世の中で最も簡単なダイエット方法かも。好きなものを好きなだけ食べられるけれど、食べられるのは一日のうち8時間だけ、ととてもシンプル。別名8時間ダイエットとも言われる。そして、食事のできる8時間が終わったら、16時間は身体を休めるのがオートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)の方法。そして、食事のできる8時間が終わったら、16時間は身体を休めるのがポイント。

オートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)をやってみた

UK版「ウィメンズヘルス」のスタッフが、このダイエット方法を実践してみた。

今回のダイエットでは、食べる物は変えずに朝の10時から夜の6時までを食べられる時間と設定。食べたのは、朝10時にオートミールがゆにフルーツとナッツをトッピング、2時に鶏肉の炒め物、5時45分にアボカドを乗せたサラダなどがある日の食事。

夜の9時。目の前のボーイフレンドは夕食をおいしそうに食べているのを横目に、コップの水を飲んでいる。最後に食べたのは5時45分で、次に食べるのは明日の朝10時。16:8時間ダイエットを実践中のスタッフの食事はこんな感じ。

オートファジーダイエットをやってみて気づいたこと

エディターが、決められた時間に食事をする、というこのダイエットを実践して驚いたのは身体の変化だそう。フルーツやチョコレートを食べて、飲む水を3リットルに増やしてもよくお腹がゴロゴロしたり、頭が痛かったのが、数週間で新しい食べ方に身体が慣れてくると、むくみも減り、元気になったという。さらに、8時間しか食べられる時間がないと、食べ過ぎることはないので少しずつサイズもダウン。

ただ、週末は大変で、食べていない時間が増え、ブランチや夜の誘いに参加できないので非社交的な気分にもなったとか。でも、「何を」食べるか、ではなく「いつ」食べるかを制限しているので16時間の断食は、寝ている時間を考慮するとそこまで辛いではないそう。

実践したスタッフは、8週間で体重が約1.8キロ減り、ウェストは8.8センチ、ヒップは5センチも減ったそう。さらに、自分に自信もついたそう。そしてなによりも自分が精神的に強くなれたと実感したとか。この方法で食事のできる8時間の中ならケーキも食べられることが分かったのも嬉しい発見。

専門家に聞いたオートファジーダイエット(別名8時間ダイエット)のポイントや注意点

このダイエットは、最近流行の「少量を何回も食べる」というやり方とは真逆。確かに研究では一日のうち何回も小分けに食べるというやり方は、代謝をよい状態に保ちながら、血糖値を一定に保つということが分かっているそう。一方で新しい研究では、16:8時間ダイエットのように、食べる時間を制限することは、体脂肪率が減るだけでなく、筋肉量をキープするのにも効果的だと言うことが分かっている。

さらに、研究では「オートファジー」という「身体の休息時間」をもうけることで、身体に「片付け」の時間を与えるて寿命が延びるとも。これは悪い細胞を殺して、よいものを活発化させるからだそう。「ファスティングすることで、BDNHと呼ばれるタンパク質を増やし、これが記憶力や学習、認識の機能を助けてくれる」とラヴェンシーア氏。ラヴェンシーア氏は、何でも食べてよいからと言って、それを文字通りに受け取ってはいけないと警告する。「このダイエットはクッキーやパイなどを好きなだけ食べていいわけではない」と言う。「長期的にきちんと結果を出したいのならタンパク質の多い食材や、質のよい脂質を摂るようにして“エンプティーカロリー”と呼ばれる砂糖や精製された炭水化物を減らして」とアドバイス。

Text:Women's Health UK Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images