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長続きするダイエットに複雑なカロリー計算や仕掛けはいらない。その代わり、食べたい衝動に歯止めをかけ、脂肪を燃やし、エネルギーをアップさせるために、体本来の空腹感や睡眠リズムを管理する必要がある。

研究によると、間違った物を食べ続けてきたことで、私たちの食事と睡眠を司る体内時計は完全に壊れている。だから “太るサイクル” から抜け出せない。空腹ホルモンが止めどなく放出され、食べたい衝動に抵抗することができないのだ。でも、体本来の食事と睡眠のスケジュールを取り戻せば、ポッコリお腹にも別れを告げることができる。

Preventionの画期的な「Belly Melt Diet」プログラム は、質の高い睡眠で寝ている間に体重が減ること、そして正しい時間の正しい食事でエネルギーと満足感が得られることを科学的根拠に基づいて説明している。

睡眠の質を向上し、体重を減らしてお腹の脂肪を燃やすための食事を今日から早速始めてみよう!

多くの魚に含まれるオメガ3が食生活で不足すると、神経系の調整に役立つ脳内の腺である松果腺(しょうかせん)がバランスを失い、睡眠ホルモンのメラトニンの生成に変化を来たす。このため、オメガ3不足の人は眠るべきときに眠ることができず、不健康な深夜の食事に手を出したりする。

魚には、食欲を満足させることが科学的に証明されているタンパク質も豊富に含まれる。体は、脂肪や炭水化物よりもタンパク質の消化にカロリーを多く消費する。しかも、オメガ3の摂取は心臓を強くし、認知症のリスクをも低下させてくれる。

ナッツ

豆はムードを良くするマグネシウムの優秀な供給源。2010年のマグネシウム研究誌が発表した実験結果によって、摂取量を増やせば夜の睡眠状態が改善されることが判明している。寝つきの悪い51歳以上の100名が参加したこの実験では、あるグループには1日320mgのマグネシウムが、別のグループには偽薬が与えられた。

7週間後、マグネシウムを摂取していたグループに睡眠の改善が見られた。質の高い睡眠は食べすぎや体重増加のリスクを減らすことが分かったそう。さらに女性においては、免疫システムのいたずらによって、心臓疾患、癌、糖尿病、そしてアルツハイマー病に関わる危険な炎症を起こす可能性が低下することも明らかになったとか。

ミルク

ミルクはお腹周りの脂肪に絶大な効果をもたらすらしい。2010年、米国アラバマ大学バーミンガム校が100名の閉経前女性を対象に行った研究では、カルシウム量が最も多い食生活を送った女性に著しい脂肪減少が見られた。事実、1日100mgのカルシウム (ちょっと溶けたフローズンヨーグルト半カップ分) を摂取するごとに腹部の奥に眠る脂肪が2.5cm減ったという。内臓の周辺に蓄積する内臓脂肪は、心臓疾患や癌のリスクを高める危険因子。

筋肉痛や筋痙攣で目を覚ましがちな人にもカルシウムが有効。ミネラルにも筋神経や筋線維をリラックスさせる効果がある。

チェリー

ベッドタイムが近づいたら、酸っぱいモンモランシーチェリーを3~4個食べてみるのがおすすめ。このチェリーは、睡眠ホルモンのメラトニンを供給する植物の一つ。食べれば眠りにつきやすくなるという科学的根拠はないものの、このような食材 (バナナなど) が体内のメラトニン値を上昇させることは証明されている。睡眠を助けるメラトニンは、体重の減少を促進する強力な抗酸化物質でもある。

※この記事はPreventionの許可のもと目的を変えて掲載されています。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Prevention Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images