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ミレニアル世代の浮気率は高いの?  どんなことが原因で浮気をするの? そんな疑問を解決すべくミレニアル世代の恋愛事情に、イギリス版ウィメンズヘルスが迫る!

ミレニアル世代を対象に行われた新たな調査の結果、浮気に走りやすくする要因は主に2つあることが分かったそう。

この調査の対象となったのは、「過去6カ月の間に浮気をした」ことを認めるミレニアル世代の104名。被験者のアンケートに対する回答と状況解説レポートを分析した研究チームは、ミレニアル世代の浮気には、多くの場合、自立心と相互依存が関係していることを突き止めた。この詳細は、性科学専門誌『The Journal of Sex Research』に掲載されている。

自立心や相互依存という言葉には、どんな意味があるんだろう? 「相互依存が原因の浮気」とは、パートナーへの関心が十分に得られないと感じる(例:コミュニケーションが不足している、トキメキが足りない、愛されている感じがしない)ために浮気をすることを指す。

心理療法士のブランディ・エングラー博士によれば、「相手に興味を示すのも愛のかたち。この行動が日常的に見られないと、愛は続かない」

「ミレニアル世代も人の関心や愛を得たいと思ってはいるけれど、見たところ、それ以前の世代ほど積極的に人の気を引こうとしない」と、エングラー博士は続ける。「ちょっと関心を寄せる程度じゃ、ミレニアル世代の女性はなびかないし、それ以前の世代に比べて、別れたり浮気されたりする可能性が高い」

その対極にあるのが、「自立心が原因の浮気」。これは、自主性や恋愛関係からの自立を求めた結果、浮気に至ることを指す。

エングラー博士によると、ミレニアル世代以外も同じ理由で浮気に走ることがある。「自立したいけれどできないというジレンマに陥るのは、20代でも30代でもなく、10代のとき。でも、自立したいけれど信頼のおける人間関係も築きたいというジレンマは、20代に入ってからも続くみたい」

ミレニアル世代の浮気には、初期の人間関係(人生の早い段階で親しい人と築く絆)が関係しているのでは、と研究チームは考えている。
今回の研究でも、「相互依存が原因の浮気」をする人には、「回避しながら付き合う」傾向が強く見られた。この人たちは、パートナーと親しくなるのに苦労する。その一方で、「自立心が原因の浮気」をする人には、「不安を感じながら付き合う」傾向が強かった。この人たちは、いつか関係が終わるのではという不安から、相手を突き放してしまう。

今回の研究に参加したミレニアルの大多数が、相互依存と自立心を浮気の原因として挙げたのは確かだけれど、被験者の40%は、昔からありがちな理由(例:飲んだ勢い、他の人に惹かれた、浮気に興味があった)で浮気をしている。

さまざまな理由で浮気をしているけれど、「浮気しちゃおうかな」という気持ちがいつまでたっても消えない場合は、「自分がパートナーシップに何を求めているのか」、「他の人間関係についてはどうなのか」をじっくり見つめ直した方がいいかもしれない。

 
※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Macaela MackenzieTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。