「今はダイバーシティ化が進み、なんでも評価していると感じます。例えばインターネット上で、レストランなどを点数で評価していたり、違う商品の方が良かったなどのコメントも自由に書かれていますよね。また、文化も違うのに幸福度を比較する、幸せランキングも存在します。
自分がおいしい、いいと思ったものが低い点数だと、"自分はおかしいのかも......"という感覚に陥ってしまいます」と松山副住職。
インターネットが急速に普及をしたことで、昔よりも周りと簡単に比較できてしまう。自分の感じたことではなく、友人や身近の人からの評価が何よりも気になる。でもそんな時代だからこそ逆に人の考えに流されない気持ちも大事。多様性の世の中で生きているのだから、友達の意見も自分の考えもどちらも大切にして、すぐにジャッジすることはやめよう。