科学が辿り着いた通説とは真逆の真実。ツイッターやフェイスブックで女性のストレスが減るなんて “いいね!” その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
長い間、フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアは、日々のストレスを増加させるものだと考えられてきた。
仕事と投稿の間を行き来する生活を考えれば、多くの人が “デジタルデトックス” を新年の抱負に掲げることも頷ける。
ところが、米国ピュー研究所が 「インターネットとアメリカ人の暮らしプロジェクト」 の中で行った実験結果によると、女性にとってはソーシャルメディアの使用がストレス解消になるという。
しかも、スマホの使用率が “平均” 以上だった女性のストレスレベルは全体に比べて21%も低いことが発覚。つまり、たくさん使った方がストレスが減るということになる。
“繋がる” ことで女性が得をする理由とは?
1.シェアが大好き
月並みな表現だが、女性は何かをシェアすることでストレスの減少を感じるようだ。シェアする内容がポジティブなものである必要はない。“話し合う” ことが嫌いな女性なんていないのでは?
2.家族
特にフェイスブックは地方に散らばる家族との関係を維持するのに役立ってきたが、これは女性が強く感じる責任感の一つ。遠方の伯母さんたちと連絡を取り続けることで、過ぎ去りし日の罪悪感によるストレスを取り除けるのだ。
3.コミュニティ
女性は “支え合い” にメリットがあると感じる。本質的に、女性は人と連絡を取り、人といることが好き。たとえその相手がパソコン上の存在だとしてもだ。
でも、このシェアとコミュニティの精神にはデメリットもある。知人が辛い気持ちや経験をシェアした時は、女性が最もストレスを感じやすい瞬間の一つ。ネット上ではワインを開けて励ますこともできないわけだ。
Text:Francesca Menato Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images