ジェニファー・アニストンが50代に突入しても、これほどキレイな理由を知りたい!

そんな私たちの声に応えて、世界一親しみやすい大女優が独自のメソッドを教えてくれた。

ジェニファーが普段からヨガとピラティス、そして、15-15-15ワークアウト(さまざまなカーディオマシンを15分ずつ使う昔ながらのワークアウト)に励んでいるのは有名な話。

でも、今回のメソッドは、いくつかのアイテムでコーヒーの健康効果をアップさせるというのもので、汗をかく必要が一切ない。

ジェニファーは4千万人以上のインスタフォロワーに向け、トーキング・ヘッズの名曲『This Must Be the Place』に乗せてコーヒーの作り方をステップ・バイ・ステップで説明する動画を投稿。

まずは大きなマグカップを取り出して(エスプレッソ派ではなさそう)、そこに『バイタルプロテインズ』のコラーゲンペプチドパウダーを1杯投入(念のために言っておくと、ジェニファーは同ブランドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めている)。

ちなみに『バイタルプロテインズ』は、ハリウッドセレブじゃなくてもネットで買える。

その後、ジェニファーはシナモンパウダーと思われるものをひと振り。カメラのほうに向き直ると、得意気に「抗酸化物質」と言ってみせた。

そのマグカップをネスプレッソマシンにセットして、コーヒーが注がれたら、ミルクフォーマーで作ったアツアツのフォームミルクを乗せて完成。ジェニファーが使ったミルクのタイプ(牛乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど)は残念ながら分からない。

ここまでは万事順調だったけれど、ジェニファーがマグカップを持ち上げた途端、ギリギリまで入れたコーヒーがキッチンカウンターと床にこぼれてしまった。

そういえば『フレンズ』のレイチェル・グリーンも、ウエイトレスとしての仕事ぶりがあまりよくなかったな......。

コラーゲンのサプリメントとは?

コラーゲンサプリメントの人気は右肩あがり。イギリスのドラッグストア『Boots』によると、“コラーゲンサプリメント”をキーワードにした検索件数は昨年だけで1570%の増加を記録した。また、“コラーゲン”は2021年のグーグルで4番目に多く検索された成分。新しいコラーゲンのサプリメントが続々と登場しているところを見ると、この需要は高まる一方。

もちろん、コラーゲンのサプリメントが人気なのにはワケがある。コラーゲンは皮膚の足場となってたるみを防ぎ、顔のハリとツヤをキープしてくれるタンパク質。

でも、25歳頃を皮切りにコラーゲンの産生量が減り始めると、少しずつシワが目立つようになる。だから、コラーゲンの不足を補う商品が大衆に求められるのは当然のこと。

実際の効果のほどは?

コラーゲンのサプリメントに関する既存のエビデンスは、断片的とはいえ、その有効性を示している。ただし、コラーゲンは加水分解コラーゲン(別名コラーゲンペプチド)でなければならず、サプリメントには各種ビタミン(Cなど)も含まれているのが望ましい。ジェニファーが愛用中の『バイタルプロテインズ』は、この2つの要件をクリアしている。

加水分解コラーゲン/コラーゲンペプチドと違い、完全なコラーゲンは消化の過程で小さな断片に分解される。でも、その断片が肌を変えるのに十分な量で血流に乗るというエビデンスは非常に少ない。

その反面、加水分解コラーゲン/コラーゲンペプチドは血流に乗りやすいと主張する専門家もいるけれど、信頼性の高い強固なエビデンスはやはり希少。

あなたも今日からコラーゲンのサプリメントをコーヒーに入れるべき?

これについては、まだ結論が出ていない。コーヒーにコラーゲンのサプリメントを入れるのは健康的な習慣の一部になる可能性を秘めているし、それが害になる確率は低いけれど、ジェニファーが今日も変わらず美しいのはむしろ、それ以外のことを全部一貫して続けているからと考えたほうがよさそう。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Editor of Women's Health Translation: Ai Igamoto

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伊賀本 藍
翻訳者

ウィメンズヘルス立ち上げ直後から翻訳者として活動。スキューバダイビングインストラクターの資格を持ち、「旅は人生」をモットーに今日も世界を飛び回る。最近は折りたたみ式ヨガマットが手放せない。現在アラビア語を勉強中。