健康と美容に関心が高い人を中心に、食生活に取り入れられるようになった「サジージュース」。本記事では、“スーパーフルーツ”、“奇跡の果実”とも称されるほど豊富な栄養素を含むサジーから作られたジュースについて、栄養素や飲み方まで調査してお届け。通販で購入できるおすすめ商品もセレクトしたので、ぜひ参考にしながら選んでみて。

<目次>


“スーパーフルーツ” サジーとは?

サジー
HUIZENG HU//Getty Images

サジー(英: Sea Buckthorn / シーバックソーン)とは、砂漠や紫外線の強い高地においても生息できるほど生命力の強いグミ科の植物のこと。7000万年~2億年も昔から生存しているとされ、200種類以上の栄養素を含んだスーパーフルーツとして近年、美容と健康に感度の高い女性を中心に注目を集めている。

サジーの特徴についてはサジーに関する品質向上、研究、普及活動を行う「日本サジー協会」の報告で詳しく確認することができる。

「サジーは標高1200~2000mに自生し、とても生命力が強く、以下のような過酷な環境でも生きることができます。
● マイナス40度の極寒の環境
● 紫外線の強い高山
● 温度差の激しい環境
● 日照りが強く干ばつが起こる環境
● 砂害や塩害が発生する環境

こういった厳しい環境で育っていることこそが、サジーに豊富な栄養素が含まれている理由です」

(引用・参照)日本サジー協会

サジーの栄養素をチェック

日本サジー協会ではサジーについて以下のように紹介されている。

「全ての栄養素の数は200種類以上にもなり、スーパーフルーツのなかでも抜群の種類数を誇っています」

そのうち、アミノ酸は19種類、ビタミン16種類、植物ステロール19種類。ミネラルも26種類を含んでいるとのこと。成分分析については参考値で、なおかつ各栄養素の含有量は収穫時期等によって変動があるとされるものの、とくに鉄分に関しては、プルーン100%ジュースの約20.7倍、ビタミンCはレモン100%ジュースの約9.8倍も含んでいることが発表されている。

※成分分析: 食品分析開発センターSUNATEC。プルーン100%ジュースは食品成分データベース(文部科学省)のもの。
(引用・参照)日本サジー協会

サジージュースの選び方

raw sea buckthorn and orange juice in glasses with rosemary antioxidant drinkfor immunity boost in spring vitamin juice for healthy life
Yulia Panova//Getty Images

1.原料の有機認証をチェック

まずは、サジージュースの原料となるサジーの有機JAS認証取得について確認しよう。有機JAS認証の取得をしていると「国の登録を受けた機関から、施設から生産管理、品質管理、検査などの体制が十分であると認証された事業者」という証明となり、認証取得がない場合は「有機○○」と謳うことはできない。

加えて、日本サジー協会の会員となっているメーカーのサジージュースは、収穫時期、保管、製造、保存方法に至るまで、協会が設けた基準をクリアしていることが保証されている。

2.種類は「ビコアサジー」がおすすめ

サジー自体はユーラシア大陸の広い地域で見られるが、とくに内モンゴル地区の砂漠地帯に自生する「ビコアサジー」の栄養価はトップクラスに優れているのだそう。

「ビコアサジーは健康力の高いカロテノイドなどの栄養成分を多く含んでいるため、果実の色が濃いことが特徴です」

サジージュースの人気メーカー「フィネス」のHPでは、ビコアサジーの特徴として以上のように紹介されている。サイトでは他種との比較画像も見ることができるので、あわせてチェックしてみて。

(引用・参照)フィネス

3.ストレート or 甘味付き

リンゴ酸やキナ酸などを多く含んだサジーのストレートジュースは、市販のオレンジジュースやリンゴジュースなどと比べると酸味が強いのが特徴。そのため、酸味の強い飲み物が苦手な場合は、マイルドな甘味料入りのサジージュースを選んでみて。

サジージュースに用いられる甘味料としてはオレンジや柚子、ステビア(キク科の植物)などがあり、柑橘系の味と混ざると、初心者にとっても飲みやすさがアップ! ストレートジュースの場合は、初めは少量のお試しサイズを購入し、どんな味がするのかを確かめてみよう。詳しくは「飲み方」でも紹介するけれど、好きなジュースやミルクで割って飲むと続けやすくおすすめ。

4.瓶・紙パック・スティック

通販で購入できるサジージュースのほとんどは瓶もしくは紙パックだが、お試し用や携帯用として個包装のスティックタイプを選ぶのもよいだろう。また、瓶タイプは化粧箱に入っているため、ちょっとしたギフトにも。それぞれのライフスタイルに合わせて、サジージュースを選んでみよう。

サジージュースのおすすめ4選

キュリラ サジーワン オーガニック お試しサイズ(300ml)

キュリラ サジーワン オーガニック お試しサイズ(300ml)

サジーワン オーガニック  お試しサイズ(300ml)

キュリラ サジーワン オーガニック お試しサイズ(300ml)

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Credit: Amazon
公式サイト で詳細を見る

「サジージュースって、どんな味?」という人にとって、お試しサイズの展開は間違いなく朗報だ。また、箱に入った瓶ジュースは高級感もあるから、ギフトとしても優秀に。

「キュリラ」によれば、サジージュースはあくまで食品であることから、飲む量やタイミングはお好みに合わせてよいのだそう。ただし、胃に負担がかからないよう、とくに食後がおすすめされている。

キュリラ サジーワンすっきり美味しいサジー(1000ml)

キュリラ サジーワンすっきり美味しいサジー(1000ml)

サジーワンすっきり美味しいサジー(1000ml)

キュリラ サジーワンすっきり美味しいサジー(1000ml)

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Credit: Amazon

飲みやすさ重視で選ぶなら、有機JAS認証のサジーに、オレンジと柚子、ステビアがプラスされた黄金比ブレンドはいかが? 酸味が抑えられている分、続けやすく、フルーティな味わいは子どもにも喜ばれそう。

メーカーの見解では、1日あたり60~100mlを目安に飲む量を調節することで、ストレートサジージュースと同程度の栄養素が摂れるとされている。

ネイチャーツリー キュリラ サジージュース(黄酸汁) 100%オーガニック(900ml)

ネイチャーツリー キュリラ サジージュース(黄酸汁) 100%オーガニック(900ml)

キュリラ サジージュース(黄酸汁) 100%オーガニック(900ml)

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日本の有機JAS認証を取得したサジー原料を使用した、100%オーガニックのサジージュース。 保存料、着色料、香料、カフェインすべてゼロ。

「ネイチャーツリー」によると、1日の目安量は30ml(大さじ2杯程度)で、食前に口にするのがおすすめ。ただし、胃腸の弱い人は食後に飲んでみて。

ネイチャーツリー キュリラ サジージュース(黄酸汁) マイルドピューレ(300ml)

ネイチャーツリー キュリラ サジージュース(黄酸汁) マイルドピューレ(300ml)

キュリラ サジージュース(黄酸汁) マイルドピューレ(300ml)

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サジージュース初心者は「ネイチャーツリー」の果糖入りもチェック。果糖はてんさい、さとうきび。いずれも天然の甘味料が使われているのが嬉しいポイント。

こちらの300mlタイプは、初回限定で購入できるお試しサイズだ。まずは10日間、丁寧に裏ごしされたサジージュースの味わってみては。

サジージュースの飲み方

portrait of young woman drinking glass of orange juice
Westend61//Getty Images

飲む量とタイミングは?

商品紹介でも何度か触れているように、ストレートジュースの場合、1日の目安量として30ml(大さじ2杯)と書かれているケースが多い。

飲むタイミングに関しては、食前がよいとするメーカー、胃に負担がかからないよう食後をおすすめするメーカーに分かれている。また「キュリラ」では、朝夕2回に分けて飲むこともおすすめされていた。まずは購入先のメーカーの指示に従いながら食生活に取り入れると、続けやすさにも繋がるはず。飲む前は瓶、紙パックを上下に軽く振りながら、中のピューレを均等に混ぜることを忘れずに!

サジージュース
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エディターが試したのは<左>フィネス 豊潤サジー 瓶タイプ(900ml)<右>キュリラ サジーワン オーガニック お試しサイズ(300ml)の2種類。フィネス 豊潤サジー 瓶タイプ(900ml)は化粧箱入りで便利な計量カップも付いてくる。個人的にはステビアがプラスされた豊潤サジーのほうがサジーワンのストレートジュースよりも幾分飲みやすいと感じた。

飲みやすい割り方・アレンジレシピ

できるだけサジージュースの酸味を和らげたい人は、お好みのジュースや牛乳などで割って飲むのがおすすめ。各メーカーから色とりどりのレシピが紹介されているなか、とくに「キュリラ」のレシピ集は充実の内容に。初めて飲む人も、リピーターも参考にしてみて。

エディターは今回「キュリラ」の提案するアレンジの基本「1:3」の分量を守り、サジージュース1:オーツミルク3で割って飲んでみたが、とろみと味はもちろん、優しいオレンジ色との色合わせもよく続けやすいと感じた。ほかにもヨーグルトやアイスクリームにかけて味のアクセントにしてみたり、夏はソーダ割り、冬は生姜湯と一緒に楽しみたいと思っている。独特な酸味を生かして、お肉料理のソースにも使ってみたい。

ただし酸味が強いといっても(しつこいようだが)オレンジジュースやリンゴジュースなどと比べればの話。レモンやすだちの果汁と比べればはるかに弱く、朝食後にストレートで飲んだときも気にならなかった。例を挙げるとクランベリーやアセロラドリンクよりもやや酸っぱさが口の中に残り、舌触りはマンゴージュースのようにとろーりとしている。

飲みやすさは、続けやすさにも繋がるため、まずはここで紹介した飲み方やおすすめ商品を参考に、サジージュースを取り入れてみて。

※本記事で紹介したサジージュースは、すべて日本サジー協会の会員企業で厳正な品質管理のもと販売される正規品です。転売商品にご注意ください。

※掲載商品の表示価格は2023年3月19日現在、Amazonでのものです。

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Tetsu Ishihara
Commerce Editor

1994年生まれ。商業施設のポスター・館内ツールの編集、ファッションECサイトのコンテンツ制作を経験後2021年に入社。ハーストグループのデジタルメディアを横断しながら、ライフスタイル記事全般を担当している。とくに好きな分野はキッチンツールや食器、睡眠グッズ、ジュエリーなど。週末は古曲・宮薗節を修行中。