モデルのミランダ・カーや歌手のマイリー・サイラスが火付け役となったグルテンフリー。お肌やダイエットに効果的と聞くと、試してみたくなる読者も多いだろう。しかし、グルテンフリーを実践するのは日本ではなかなか難しい。そこで今回は、3カ月でマイナス7キロ痩せた人気YouTuberモデル・石井亜美さんが推奨する、日本人のライフスタイルにあった「ゆるグルテンフリー」をご紹介しよう。

グルテンってなに?

そもそも「グルテン」とはなんだろう?  小麦=グルテンのイメージがあると思うけれど、正確には小麦の中に含まれるたんぱく質の1種のことを指す。

パンを作る過程を思い浮かべると、小麦粉に水を加え、捏ねると粘りや伸びが生まれるが、これはまさにグルテンの働きによるもの。この働きを利用する形で食品以外にも調味料や添加物としてさまざまなものにグルテンは使われている。

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Carol Yepes//Getty Images

日本人のライフスタイルに合わないグルテンフリー

グルテンフリーを実践しようとした場合、どんなものを避ければいいのだろう。パンや小麦を使ったうどんなどの麺類、唐揚げや天ぷらといった揚げ物類も残念ながら衣に小麦粉が使われるためNGだ。

さらに、グルテンはカレーのルー、ウインナー、醤油などにも含まれている。つまり、日本人に馴染みがあるものはほとんど食べられないことになってしまう。これが日本人にグルテンフリーが難しい理由なのだ。


モデル推奨の「ゆるグルテンフリー」とは?

そこで石井さんが推奨しているのが「ゆるグルテンフリー」だ。実践してから2年経つというが、「肌荒れが治った」「朝の目覚めがすっきり」「体が軽くむくみにくい」「思考が明るくクリアになった!」など、いいことづくしだという。

ルールはいたってシンプルで、人と食事をする時はグルテンをOKとし、家でひとりで食べるときに控えるだけ。

また、米粉やプロテインが入ったクッキーやパンケーキミックスなど、グルテンフリーのお菓子をうまく活用することで、ストレスをためない工夫もなされている。

ゆるグルテンフリー

ストレスを抱え込むようなダイエットは一生しない!

3カ月で7キロ痩せ、その後も体形をキープしている石井さんだが、その過去にはつらい食事制限によって自分に過剰なストレスをかけていた時期もあったそう。そのリバウンドの経験より、「食べちゃいけない食べちゃいけないと完璧に我慢するのではなく、時間帯や食べ方をコントロールしながら、『きれいになるためにこれを食べよう!』」と言う意識が大切なことに気づいたのだとか。

まさにきれいになるために食べることが実践できる「ゆるグルテンフリー」。ぜひ一度実践してみてほしい。

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あみしぃの呼び名で健康的なダイエットやライフスタイルを紹介する人気YouTuberモデル・石井亜美さんによる著書『日本一親しみやすいモデルが教える 太らない体のつくり方』(KADOKAWA)。今回紹介した「ゆるグルテンフリー」の方法のほかに、モデルならではの美脚をつくるマッサージ法も紹介している。気になる人はあわせてチェックしてみて。

<目次>
プロローグ
第1章:今日からはじめる 全身しなやかストレッチ
第2章:コツコツ続けよう 美脚ストレッチ&マッサージ
第3章:効果バツグン! 小顔すっきりマッサージ
第4章:ハッピーダイエットに欠かせない 痩せ体質をつくる食事術
第5章:ハッピールーティンQ&A
エピローグ

Text : Hikari Inagaki(side dishes)

Headshot of Kiriko Kageyama
Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。