その昔、パンの原料は酵母菌、塩、小麦粉だけだった。でも、最近のサンドイッチはグルテンフリーをはじめとする多様なパンで作られている(KFCのサンドイッチは2枚のチキンフィレで挟まれていたことも)。その内容をアメリカ版『Prevention』からご紹介。
この一風変わったパンのリストに追加したいのがブロッコリー。イギリスのパンメーカー『Plan Bread』は、ブロッコリーの房ほぼ100%のパンを開発。手早く調理したブロッコリーを乾燥させて、ハーブや食物繊維と混ぜ合わせて粉砕してから卵白とチーズを加えるだけで、新緑を思わせる緑色のパンになる。普通のパンに比べて食物繊維は約3倍、炭水化物は96%減、カロリーは69%減。たった2枚で1食分の野菜が摂れるという優れモノ。
気になるお味は? イギリス版『ハフィントンポスト』は「糖質フリーのブロッコリーパンなんて怪しいと思ったけれど、ものすごく美味しかった」と高評価。もっちりしていて柔らかく、しっとりしているのだとか。フードブログ『Made By Margie』によると、このパンは「かなり面白い緑色」で、「オムレツとブリオッシュの中間」みたいな味がするそう。
ブロッコリーパンは今のところロンドンでしか売られていない。でも、世の中のフーディーたちは、野菜を超低糖質のパンにする独自の方法を編み出してきた。フードブログ『eatFIRMlove』のリサは、ガーリックパウダー、ココナッツフラワー、卵、塩のパン生地ミックスにカリフラワーの房を半分入れるレシピを紹介している。
グルテンフリーのカリフラワーパン
大きなカリフラワー 1/2個(これで4~4.5カップのカリフラワーライスが作れる)
ガーリックパウダー 大さじ2
ココナッツフラワー 大さじ6
塩 小さじ1
Lサイズの卵 4個
お好みの乾燥ハーブ(オプション)
1.オーブンを400°に温める。
2.カリフラワーをざく切りにして、フードプロセッサーに入れる。パルスボタン(押している間だけ運転するボタン)を20~25回押して、お米みたいな質感にする。フードプロセッサーにカリフラワーを詰めすぎると、この質感が出ないので要注意。カリフラワーを2~3回に分けて投入した方がいいかもしれない。
3.卵をボールに入れて手早く溶いたら、乾燥した材料(ココナッツフラワー、ドライハーブ、ガーリックパウダー)を入れる。カリフラワーライスをゆっくり加え、パパッと混ぜる。混ぜすぎると水っぽくなるので要注意。
4.カリフラワーパンのミックスを6等分する。クッキングシートを使えば油を敷かなくて済む。ミックスを平らにしてから、好きな型(円形や四角など)に入れる。
5.オーブンで15~20分焼く。
6.オーブンから取り出して粗熱をとる。しっかり冷めたら、卵液で固まった余分な縁をハサミで切り取る。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Mandy Oaklander Translation: Ai Igamoto