現代のスマホ・パソコン社会で、気づかぬうちに疲労が溜まっているのが「腕」と「指」。そのまま放っておいてしまうと、厄介な症状を引き起こしてしまうことも。今回は加圧インストラクターの川野真介さん(@kawano.shinsuke)に仕事中でもできる簡単なストレッチ法を聞いた。  

一日中デスクワークでパソコンに向かっていると、長時間同じ動作を続けていることが原因で、腱と腱鞘に摩擦が起きて、痛みが起きることがある。この症状が悪化したものが、「腱鞘炎(けんしょうえん)」と呼ばれる症状。それだけでなく、デスクワークでずっと同じ姿勢をとり続け、血行不良の状態で長時間、同じ動作を繰り返すために痛みやこわばり、だるさを感じる人も多い。このような手の疲れは、ひどい痛みへと悪化してしまう可能性もある。そうなる前に、事前にきちんとケアしよう。これから紹介するストレッチ法を早速トライしてみて。

座りながらできる❝超シンプルストレッチ”

①手指のストレッチ

加圧

ヒジを伸ばし、反対の手の親指を手首の際にあてる。小指、薬指、中指、人差し指、親指、と順番に伸ばしていきましょう(各10秒ずつほど) 。このとき腕は水平か、水平より下げて行って。親指まで終わったら、親指以外の4本をまとめてゆっくりと伸ばして。反対側も同様に。

②腕のストレッチ

ストレッチ

体を正面にして、椅子を少し後ろにひく。手を対角線上に遠くに伸ばし、反対側の手で手首を抑え、肩の方向に体をゆっくりとひこう。脇の下が伸びている感覚があれば正解◎。反対側も同様に30秒ずつ行って。

日々の業務に追われて、体のケアを怠っている人も多いはず。業務中にできるので、ぜひ実践してみて。

Headshot of 川野 真介
川野 真介
加圧インストラクター/ 日本ストレッチング協会認定 ストレッチングインストラクター(JSA-CSI)

30代から始めた格闘技で怪我やそのリハビリ、減量、ボディメイクの経験を通じて人体の可能性に強い興味を抱き、
2009年から加圧トレーナーとして活動。並行してコンディショニングストレッチ専門のトレーナーとしても活躍。2019年に川野加圧を独立開業後に加圧トレーニングに加え、スタティックストレッチを基盤にした独自の整体美容ストレッチで著名人から一般層まで幅広い支持を得ている。 

インスタグラム:@kawano.shinsuke

ホームページ:kawanokaatsu.com/trainer/