普段から筋トレをしている人は、ウエイトリフティングが体にも心にも有益であることを知っているはず(お尻が引き締まるし、汗をかけば気分も良くなる)。でも、筋トレが“全く別のところ”にもプラスの影響を与えるとしたら? この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

心理学専門誌『Psychological Research』に掲載された米アラバマ大学の新たな論文によると、レジスタンストレーニング(自重、レジスタンスバンド、バーベル、ダンベルを使うタイプのエクササイズ)は認知機能(注意力、推理力、記憶力など)を向上させる可能性がある。この論文は、レジスタンストレーニングが体の健康に与える影響を調査した20本以上の研究結果を分析したもの。

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研究チームが実際に分析したのは、各論文に含まれる4種類の測定結果(複合認知スコアおよび認知機能障害のスクリーニング測定、実行機能測定、ワーキングメモリ測定の結果)。

この分析により、レジスタンストレーニングが、作業記憶測定を除く全ての測定結果にプラスの影響を与えることが分かった。なぜ? プランニングやフォームに対する集中力を要するレジスタンストレーニングには、高い認知能力が求められるから。リフティングでは、動作に必要な情報を一時的に記憶したり処理したりする必要がないので、ワーキングメモリに改善が見られなかったのも当然と言える。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。