2024年3月10日(日)、愛知県・名古屋市で「名古屋ウィメンズマラソン」が開催され、約20,000人が市内を駆け抜けた。ウィメンズヘルスでは昨年7月から、Fit girlsのYURIKAとエディターYUMIがレースに向けて準備を重ね、ついに本番を迎えた。

YURIKAは日頃からジムでのワークアウトやスパルタンレースに出場し、昨年12月にはホノルルマラソンを完走。ホノルルマラソンではタイムは気にせずに楽しんだが、今回は「サブ4」を目標にしている。YUMIは今回が初のフルマラソン。初めは10㎞も走れず「元気に完走」が目標だったが、次第にランの楽しさも分かってきて「楽しく5時間以内にゴール」を目標にすることに。果たして2人の結果は……?

【レース前日】エキスポで大会限定アイテムをチェック

a close up of a package
New Balance

大会本番の前日、YURIKAとYUMIはゼッケンを受け取りにスタートとゴール地点となる「バンテリンドームナゴヤ」で開催のエキスポへ。大会カラーのピンクやホワイトのバルーンで彩られた会場はまるでフェス会場。3月8日(金)・9日(土)・10日(日)の開催期間中、36の企業ブースが出展し、記念フォトブースやランニングジェルの販売など、レースを控えるランナーたちで賑わっていた。

中でも、ニューバランスのブースでは人気のベーシックアイテムに加え、名古屋ウィメンズマラソン限定商品がずらり。特にエキスポ限定のエメラルドブルーの「FuelCell Rebel v4」はレース前日の午前中ですでに品薄状態だった。

他にも、メッセージボードにレースの目標を書いたり、大会参加者全員の名前が書かれたボードから自分の名前を探したり、タトゥーシールでボディペイントできるブースなど参加者を楽しませるコンテンツがたくさん。

【レース前日】「Shakeout Run」「Carbo Party」でボルテージを高める

a group of people walking
New Balance

エキスポを後にした2人は、ニューバランスのランニングコミュニティの拠点Run your way. Park」へ。レース前の緊張をほぐし、シェイクアウト(雑念を振り払う)するプレイベントShakeout Run」に参加。フィットネスプロデューサー・AYAさんのパワーあふれるウォームアップのあと、約200人の参加者とともにおよそ3kmラン。風が強く吹く寒い日だったが、参加者はだんだんと近づくレースに向けてボルテージを上げていった。

「Shakeout Run」のあとは、レースのエネルギーを蓄える「Carbo Partyを開催。肉うどん、トマトパスタ、おにぎりなどエネルギーとなる糖質が豊富なメニューが振舞われて、参加者同士コミュニケーションを深めた。

その場で、Tシャツに自分の名前を入れてカスタマイズできるワークショップやシューズのフィッティングなどを楽しんだ。

会場を後にした2人は早めに宿泊先のホテルにイン。ゆっくりお風呂に浸かってボディケアをしたり、友達から電話でエールをもらったり、いつもは夜更かしをしてしまうけど、この日は23:00にはベッドに入ってレースに備えた。

ついにレース当日! キロ別に2人のレースを実況!

a large crowd of people outside a building
New Balance

朝6:00、雲一つない快晴に恵まれた空のもと、スタート会場「バンテリンドームナゴヤ」へ。ドキドキしながら急いで身支度を済ませ、ランニングコーチの黒川コーチによるウォームアップがスタート。「フルマラソンは42.195kmのただの移動です」という黒川コーチからのエールでちょっと緊張がほぐれた。

しっかりと体をほぐしシューズの紐もばっちり。この半年、黒川コーチはじめ数々のランニングコーチから教わったことを思い出しながら、いざスタート地点へ。スタート地点についてからレース開始まで、1時間近く待つこともあるため、これまたコーチ陣からアドバイスを受けて作った、ビニール袋製の防寒着を着て準備万端。

そして9:10、レースがスタートした。

【~15km】 ゆったり平らな道が続く

2人の目標ぺースはYRIKA5:20/kmYUMIが6:30/km。それぞれの目標に向かってスタートで別れた二人。

YURIKA「まだ余裕があって景色を楽しみながら、気持ちよく走った!」

YUMI「一斉に走り出した瞬間、緊張からワクワクに変わってた! 走り始めると、沿道には人人人。こんなにもたくさんの人が応援してくれているんだと思うと、脚が自然と前に進んで、目標ペースよりも早まってしまっていそうになるのを堪えていた」

約2キロずつ用意されているエイドは水とスポーツドリンクの両方が準備されていて、スタートまでは喉が渇いてしまわないか心配だったけど、安心できた。

【16km~25km】折り返し地点通過! 名古屋名物のエイドが登場

折り返し地点の20kmを過ぎるころには、だんだんと太陽も真上にきて暑さが増した。

YURIKA「友達に声をかけてもらったり、沿道にニューバランスの方を見かけるとすごく元気が出た! あと、『女性だけって新鮮だな〜』『年配のランナーもたくさんチャレンジしていてかっこいい!』って心からも励まされた」

YUMI「18km過ぎたあたりからサブ4.5のペーサーが後ろから走ってきてついていく作戦に。ペーサーの周りはリズムが取りやすいから人だらけで転びそうになったけど、20km過ぎたころには4.5のペーサーよりも前に行けて、少しスピードアップ。5:50/kmのペースを保って進むことにした。意外とまだまだ走れそう!」

途中、フードのエイドには名古屋名物の「ひつまぶしあられ」や「スポーツ用ういろう」などランナーのモチベーションをあげてくれるメニューが。エイドもまた、マラソンの楽しみの一つ。

【26~30km】 魔の30km突入! 全長約4kmの上り坂が立ちはだかる

「マラソンは30kmからが本番だよ」。練習をする中で、数々のランナーが口を揃えて言っていた、魔の30kmに突入。ビル風がビュービューと体に吹き付けるなか、名古屋ウィメンズマラソン最大の難所、全長約4kmの絶妙な上り坂が2人に立ちはだかる。

YURIKA「最初気持ちよくて飛ばしすぎたせいで、一気に足が重くなってしまって……。でも声援とか、沿道の太鼓の演出やチアの応援で、前向きに走り続けられた! このままだとサブ4がギリギリかもって思って、とにかく自分で自分を一番応援した区間」

YUMI「今までラクに走れていたのが嘘みたいに、32kmを過ぎたあたりから脚がガクッと重くなって、足の裏もじんじん痛み出した。強風で被っていたキャップが2回も風で飛ばされて焦った(笑)」

42.195km達成! 2人がゴールで見た景色とは?

a couple of people posing for the camera
New Balance

フルマラソンの洗礼を受けた2人。難所を抜けた35km地点ではニューバランスとコカ・コーラの応援エイドが、ランナーたちに最後のエールを送る。

YURIKA「このまま走り続ければ『サブ4を達成できる!』と思ったので、最後は声援をたくさん聞いて、マラソンを楽しむことに注力した! 沿道の人たちも全力で応援してくれていて、『なんてあったかい場所なんだ……』ってじーんときた」

YUMI 「練習会でお世話になったニューバランスのスタッフを見た瞬間『止まったらダメだ!』って何度も言い聞かせて、残り4キロは歯を食いしばりながら走った」

そして、42.195km。ゴールの「バンテリンドームナゴヤ」に到着。

YURIKAは3時間55分59秒でゴールし、目標だったサブ4を達成YUMIも4時間24分15秒でゴールし、目標だったサブ5を上回った

YURIKA「最後の方で一緒にサブ4を目標にしていた友達やペーサーの方にも『頑張ろうね』『サブ4いけるよ!』と声をかけてもらい、なんとかサブ4でゴール! ほんとうに嬉しかった……。一緒にサブ4を目指していた友人たちと会って喜びを分かち合った瞬間が、一番の思い出。正直マラソンでこんなに青春な気分を味わえるとは思ってなかった(笑)」

YURIKAに続いてゴールしたYUMIも目標を達成した喜びはひとしお。

YUMI「辛かったけどゴールのゲートをくぐった瞬間には、辛かったことなんて忘れていて、『楽しかった!』と、心の底から感じた」

レースが終わると、名古屋ウィメンズマラソン名物のおもてなしタキシード隊から「ティファニー」のネックレスの贈呈。正直、走り終わった後にイケメンに会うのは気が引けていたけど、完走した喜びから、恥ずかしさなんて微塵も感じずハイタッチをした。

レース後は完走した喜びを分かち合うイベントが目白押し!

a collage of people in a store
New Balance

レース完走の興奮冷めやらぬまま、ニューバランスがオーガナイズする「After Party」へ。DJによるパフォーマンスのなか、ピザやBBQなどリカバリーフ―ドを堪能した。他にも、リカバリーマッサージのブースや、自分のゴールしたタイムをTシャツにプリントできるワークショップなど、レースの余韻を楽しむコンテンツが目白押し。今回のレースを通して、仲良くなったメンバーたちとレースの感想をシェアしながらひと時を楽しんだ。

贅沢空間! 新幹線を貸し切った「Celebration Seat」で名古屋から東京へ

レースはこれで終わりじゃない。なんと新幹線の一車両を貸し切ったRun your way. Celebration Seat」で名古屋から東京まで帰るのだ。

「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」のシェフパティシエール岩柳麻子氏がプロデュースした、完走を華やかに彩るオリジナルギフト「boîte de célébration」が配られ、疲れた体に沁みる美味しいスイーツに舌つづみ。

さらにはフットケアサロン「Foot Balance」が手がけるマッサージやテーピングで疲れた足を車内で癒してくれるという贅沢空間。抽選で選ばれた20名のランナーたちと共に、帰路を堪能した。

フルマラソンを完走した2人が語る、次の目標とは?

半年間の練習を経て、フルマラソンチャレンジを見事成功させた2人。マラソンを通して何を感じたのか? そして次の目標とは?

YURIKA「一緒に練習してきた仲間たちと目標達成できたことが、本当に大きな財産。普段は心地よく、楽しむことを大切にして運動しているけど、たまにはこうやって目標に向かって努力するのも、思い出になっていいなと思った!」

YUMI「大人になって滅多になかった、がむしゃらになることをランを通して経験できたと思う。10kmも走れなかった私がフルマラソンを完走してわかったのは、走ってきた距離は裏切らないということ。走るたびに走れる距離がちょっとずつ伸びていくのが励みになって、また走ろうって頑張れる。スポーツをしていた学生時代は走ることが辛くって、なぜランナーは何度もレースに挑むのだろうと思っていたけど、今ならわかる気がする。ランって楽しい。挑戦するって気持ちいい。せっかく仲良くなってきたラン。もっと仲良くなりたい!」

目標に向かって頑張ってる自分って、ちょっと誇らしい。「もう走りたくない」って嘆いても、次の日には走り出している自分のことが好き。きっとランはセルフラブだ。

ランに苦手意識がある人も、思い切ってレースにチャレンジしてみて! きっとあなたのことをあなた自身が、もっと好きになれるきっかけになるから。

【お問い合わせ先】

ニューバランス公式オンラインショップ

ニューバランスジャパンお客様相談室:0120-85-7120

Headshot of Yumi Kobayashi
Yumi Kobayashi
エディター

 生活雑貨やコスメなどの記事編集の経験を積み、2023年5月から「ウィメンズヘルス」に参加。コスメやアロマテラピーの資格を持ち、正しい知識を伝えることを目標に日々勉強中。フードやサスティナブルな分野に興味があり、週2日のノーミートデーを実践するなど日常生活でのアウトプットを心掛けている。学生時代はラクロスとソフトテニスに没頭、今は漫画に影響されバスケにハマり中。休日はキャンプやフェス、山登りなどアウトドア派。