モデルのベラ・ハディッドは昔から、美容整形手術やフィラー施術の経験を完全に否定していた。だから、最近のインタビューの内容にファンはビックリ。なんとベラは、10代で美容整形手術を受けていた。イギリス版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

現在25歳のベラは、アメリカ版『Vogue』に対して、14歳で鼻を整形し、それをずっと後悔していることを明かした。

「祖先から受け継いだ鼻をキープしておけばよかった。そのうち慣れたと思うから」

整形したのは鼻だけであることを強調し、「腫れぼったい顔をした10代の頃の写真を1枚見ただけで、みんな私が顔全体を整形したと思っている。みんなの顔も、13歳のときの顔とは絶対違うはずなのに」と続けた。

instagramView full post on Instagram

「フィラー施術は1回も受けていない。この話はもう十分。フィラーに対して反感があるわけじゃないけれど、私には向いていない。それと、私がリフトアップテープで目を持ち上げていると思っている人。そんなの時代遅れでしょ」

このような見た目に対する批判を受けて、ベラは自分がスーパーモデルに値しないという気持ちになった。

「それでインポスター症候群になった。自分が何にも値しないような気分になって。文句を言う人は必ずいるけれど、これだけは言わせてほしい。私はずっと、この業界と周りの人に誤解されてきた」

姉ジジとの比較もベラの不安を増幅させた。

「姉妹の中では私が“醜いほう”だった。髪は(ブロンドではなく)ダークブラウンだし、ジジほどクールでも社交的でもないと言われた。悲しいことに、同じことを何度も繰り返し言われると、それを自分で信じるようになるのよね」

「いつも自分に聞いているわ。これほどまでに自信がなくて、不安で、暗くて、自分の体が受け入れられなくて、摂食障害があって、触られるのが嫌いで、人前で話したり注目を浴びたりするのが極端に苦手な女がモデルになろうなんて思ったのか。でも、ここ数年でよい女優になれたと思う」

「満面の笑顔やキリッとした表情で、いつも何かを証明しようとしていた。私の見た目、話し方、演技について何を言われてもいいけれど、この7年間で仕事を休んだり、キャンセルしたり、遅刻したりしたことは一度もない。それで私の頑張りが足りないなんて、誰にも言えない」

ベラは以前、重度の不安から禁酒に至った過程を『InStyle』誌に打ち明けている。

また、『WSJ Magazine』に対しては「うつ病の症状が悪化して、母や医師に気分や状態を聞かれても、返信せずに写真だけ送っていた」ことを明かした。

「それが一番楽だった。自分の気分を説明できなかったから。この3年は、精神的にも身体的にも耐え難いほど苦しくて、どんどん自分が弱っていくのに、その理由が分からなかった」

※この記事は当初、イギリス版『ELLE』に掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Sakaynah Hunter Translation: Ai Igamoto